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ドラマ『ヒモメン』に本物のヒモがツッコミ。「あんなセリフ絶対言わないっす」

 窪田正孝(30)演じる、ヒモ男・翔とそれを更生させたい彼女・ゆり子(川口春奈)が繰り広げるラブコメディ『ヒモメン』(テレビ朝日系)が、今月で最終回をむかえました。


 最終回で翔とゆり子はお互いの愛を誓い、翔は今までどおりヒモ男としてゆり子と幸せな生活を送ることとなりました。

 これまで、このドラマの「“吉本新喜劇”感」や「ヒモを飼う女心の闇」について触れてきましたが、今回はリアル・ヒモ男子をゲストにむかえて、ドラマを振り返っていきたいと思います。

 ヒモ男子として約1年間、女性に養ってもらっていた、というリョウさん(26歳)にお話を伺いました。キリッとした顔立ちが印象的な塩顔のイケメンで、ドラマの「翔ちゃん」とは真逆のタイプです。

『ヒモメン』は人物の設定が、かなりリアル!


――ドラマ『ヒモメン』を見ていた、というリョウさんですが、自身はどのようなヒモ生活をされていたのでしょうか。

リョウさん(以下、リョウ)「ボクがヒモをしていたのは、21歳の頃ですね。無職でブラブラしているときに、川越でナンパした3つ歳上のキャバ嬢の家に転がり込んで、約1年間ヒモ生活をしていました。彼女は、昼は看護学校に通っていて、夜はキャバクラに勤務していました」


――看護学校の生徒! 看護師だったゆり子の設定と近しいですね。

リョウ「『ヒモメン』を見て、そう思いましたね。実際にヒモを養っている女性には、看護師など、面倒見のいい女性が多かったと思います。優しくて、面倒見がよくて、稼げないとヒモは養えませんからね。あとは翔のプライドのなさもヒモっぽくてリアルでした。プライドが高い男にヒモはつとまりません」

一番の違和感は、翔の決めゼリフ「お小遣いちょーだい!」


――『ヒモメン』を見て「リアルだな」と思う反面、「これはないな」という描写はあったのでしょうか。

リョウ「これはけっこう強調して言いたいんですけど、翔が毎回言っていた『1000円ちょーだい』『お小遣いちょーだい』というセリフにはものすごい違和感を感じていました。あんなあからさまに『お金をくれ』とは言わないというか、あれはヒモとして言ってはいけないセリフだと思うんですよ。少なくとも自分は言わないようにしていました」


――ドラマの中では、あの「お小遣いちょーだい」が翔のヒモ男としてのかわいさとクズさを出すための、決めゼリフとなっていたように思いますが

リョウ「ヒモたるもの、彼女に自らおねだりをしてはいけません。『一緒にいて楽しい』『この人、将来化けるかも』など、女性を楽しませた対価としてヒモは彼女からお金をもらうべきなんです。

 だから、彼女が『気がついたら自然にお金を払っていた』という状況にしておかなければいけません。金額まで設定して、彼女からお金を出させるヒモはヒモの風上にもおけませんね」

「最近刺身食ってねーな」と遠回しにアピール


――なんだかヒートアップをしていますが、実際にリョウさんはどのようにお金をもらっていたのでしょうか。

リョウ「食べたいものや欲しいものがあるときは『最近、刺身食ってねーな』と彼女の前で呟いてみたり、欲しい洋服がのっている雑誌のページに折り目をつけて、机の上に置いておくなどアピールはしていましたね。

『〇〇円ちょうだい!』とねだって、彼女が財布からお金を抜けば、彼女もお金の減りが目に入って、生活に嫌気がさすと思うんですよ。それではヒモ生活も長続きしません。これは死活問題です。そのためにヒモとして努力はしていました」


――ヒモとしての努力とはどういうものなのでしょう。家事をしっかりするとか?

リョウ「家事はしません。そこは翔と同じです(笑)。そうではなくて、yahooニュースで仕入れた、ちょっとした社会ニュースを彼女との会話に入れて『こいつ、もしかして賢い?』『いい着眼点してんじゃん』と彼女の期待値をあげたり、愚痴を聞いてあげていました」

――もはや、なにが努力かわからなくなりそうですが、ネットで軽く仕入れた情報を日常会話に入れる手口は、翔もドラマ内で使っていたように思います。

リョウ「たしかにそうですね。『ヒモメン』なかなかリアルっすね(笑)」

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彼女への愛情は……まさかの「ゼロ」!?

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