原作はもう、男に対する鬱憤(うっぷん)をこれでもかと晴らしまくってくれる爽快な物語です。女3人が自分たちの恋バナを報告し合うというだけなんだけど、これがホントあるあるで笑えます。

この作品のポイントは、登場する男性たちが「こういう男、いるいる!」って思えること。だけどドラマ版では、ちょーーーっとそう思えないんですよね(女性3人役は、佐野ひなこ・馬場ふみか・久松郁美)。
演じる男性がいまいちピンと来てないのか、読者が想像力でカバーしてた部分が大きかったのか、観てるとちょっと違和感があり、マンガほどには楽しめないのが残念。ドラマを見て「こんな男いる?」って思った人も、原作をぜひお試しいただきたい。
東京・神楽坂を舞台にした動物病院の医師の物語。大御所作家らしく、落ち着いたストーリーのまとめっぷりが安心できる作品です。

ドラマの主演=獣医役は、嵐の相葉雅紀くん。これはキャラのイメージにピッタリだ……! ただ、激しい萌えシーンも陰謀もなく、あまりにお話がアットホームすぎて、私には向かなそうです。
作家と編集者という、少女マンガというかティーンズラブではあるあるの恋愛設定。

原作は、怒濤のようにやってくる寸止めと少女マンガ定番の展開と、ほんのりBLテイストで、多くの読者を悶えさせてます。原作の文芸編集者・月白鹿子は、さっぱりしていて性的なものを感じさせない。それに、これまた細身でオスを感じさせない男性たちが微妙に絡んでくるところがエロティックさとのバランスがいいのです。
ですが、ドラマでは、主人公の月白(森川葵)が少し肉感的なので、めっちゃエロティックだけど、ちょっと生々しくて気持ち悪いかも……(人気作家役は城田優)。マンガと実写のギャップをうまく埋められていない感じがします。
<文/和久井香菜子>