ファンにとってスルーできないのは、萬平を演じる長谷川博己が主演した映画『散歩する侵略者』が、劇団イキウメの人気舞台作品のひとつだということ。つまり、何気なく「イキウメ」「侵略者」つながりなのです。 　ちなみに、映画版『散歩する侵略者』では、不敵に軽やかに楽し気に侵略する不気味な若者役を高杉真宙が演じて話題になりましたが、この役を舞台で狂気たっぷりに演じていたのが大窪人衛でした。 　さらに、同じ「イキウメ」の役者さんとして現在かなり多数のドラマに出演し、注目度が上がっているのが安井順平さん（44）です。現在活動停止中のお笑いコンビ「アクシャン」の一人で、『爆笑オンエアバトル』ファンにはなじみがあるのでは？ 　現在『獣になれない私たち』（日本テレビ系）で、松田龍平演じる恒星の兄を演じているほか、NHK『フェイクニュース』『KBOYS』にも出演。 『半分、青い。』や『やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる』(NHK）、『99.9－刑事専門弁護士―』（TBS系）などにも出ていました。『海月姫』（フジ系）で泉里香の部下で飄々とした佐々木を演じていたのが印象に残っている人も多数いるでしょう。 　なぜか今、ジワジワと露出を高めている劇団イキウメの人たち。 　もともと実力のある役者さんたちなので、いまからチェックしておくと、今後ブレイクしていく様子が見られるかもしれません。 ―NHK朝ドラ『まんぷく』レビュー― ＜文／田幸和歌子＞ ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】