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パラリンピック正式種目“ボッチャ”を体験。観戦好きもハマるはず

誰もが楽しめる“ボッチャ”、プレイスタート!

「ボッチャは、ジャックボールと呼ばれる白いボールに、赤と青それぞれの色のボールを6球ずつ対戦相手同士が、投げたり、転がしたり、当てたりして、白ボールにいかに近づけるかを競う競技です。大会は障害の重さによってクラス分けをして、男女混合で行います。  個人戦と、団体戦には2対2のペア戦と3対3のチーム戦がありますが、今日はみなさん6人ずつのチームに分かれて進めましょう」(新井さん)
コートの様子

コートの様子

 正式な競技では、ルールに則った大きさのコートで行うのですが、今日は体験イベントなので、少々小さいコートでした。参加者は、6人ずつ、”赤ボールチーム”と”青ボールチーム”に分かれ、一人一球ずつを順番に投げたり、転がしたりしていきます。  コートでは、チームごとにラインの引かれた左右に分かれ、ラインから出ない場所に立って、白いボールを狙います。
白いボールに近づける、こばなみ部長

白いボールに近づける、こばなみ部長

 最初にじゃんけんで順番を決めると、まずは白ボール自体をボールの持ち手が自分の好きな位置を目指して投げ、次に青か赤のボールを投げたら、次に別の色のチームの1番目手がボールを手放します。
白から近い方が優勢

白から近い方が優勢

 赤と青のボールのうち、白いボールにより近いチームが優勢で、遠いチームが次に投げる番に。なので、以降は赤青の順番で投げるのではなく同じチームが連続するケースも生まれます。  また、白いボールに当てて、目標の位置自体を変えたり、自分のチームのボールに当ててより有利に進めたり、相手チームのボールに当てて相手の足を引っ張ったり…など進め方は自由自在。スタイルも、投げたり、転がしたり…とかなり自由に行っていいそう。  それだけに、「ボールの番」の人がどこをどう狙うかのパターンも無限大。しかも「狙い」によって、優劣が刻々と変わっていくので、チーム全体で真剣に「次」を相談することになります。  そのため各地で歓声が上がったり、笑い声がおこったり…と、会場はとても和気あいあいとしたムードに包まれていきました。
自然と拍手も生まれます

自然と拍手も生まれます

 イベントは1時間半ほどで終了したのですが、運動神経のない私でも素直に楽しむことができました。また、人見知りながら、かなりの方とお話しができたのも嬉しくて、「またやりたいな」と思いました。更に、競技が身近に感じられ、「パラリンピックで見たいな」という気持ちも自然と生まれました。  そんな思いを、後日、スポーツ好きな男性に話したところ「ボッチャは見るのも楽しいんだよ」と嬉しそうに教えてくれました。なんでも以前、TV観戦をしたことがあるそうで、「ボッチャは、ボールが狙いにうまくハマったときに『よっしゃ!』と感じられる達成感がとても強いので、スポーツ観戦好きなら誰でも好きになる競技なんだよ」と熱く語ってくれました。  これからますます増えていきそうなパラスポーツのイベント。参加してみると、違う見方が生まれるのだなと、とても強く実感しました。 <文/にらさわあきこ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
にらさわあきこ
NHKディレクターを経て、文筆業に。恋愛や結婚、美容について取材・執筆を続ける中、2019年に「美活部」を発足。簡単&ラクに綺麗になるための情報をブログやインスタなどで発信。著書に『未婚当然時代』(ポプラ新書)『婚活難民』(光文社)『必ず結婚できる45のルール』(マガジンハウス)など。インスタ:@akiko_nirasawa_beauty、ブログ:『美活☆365日 簡単&ラク~に綺麗になろう!
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