ジュリアナ東京が大阪で復活。バブルを知らない世代が体験してみた
1990年代の「バブル期」に一世を風靡(ふうび)したディスコ、「ジュリアナ東京」が、10月26日大阪にオープンしました。
昨年は荻野目洋子の「ダンシング・ヒーロー」が大ヒットし、今年は80年代ファッションがリバイバルされるなどまだまだ続きそうなバブルブーム。でも正直言って、筆者はバブル時代を知りません。年代で見ると私が小学生くらいの頃なのですが、幼かったこともあり、特にバブルだと感じた記憶もありません。
土曜日の午後8時、大阪・キタにある「ジュリアナ東京」にやってきました。店内へ入ると、シャンデリアと赤い絨毯が敷かれた豪華な内装が。ここは以前、「マハラジャ大阪」として営業していた箱で内装をそのまま残して「ジュリアナ東京」へと生まれ変わったのだとか。
店内はB1階がVIP席、B2階はダンスフロアとなっています。ダンスフロアへ降りてみると、まだ夜8時ということもあって人はちらほら。客層は、やはり40代中盤~50代といったところでしょうか。さっそく、踊っていた男性に話を聞いてみました。
「ここに来るのは今日で4回目です。バブルの頃は社会人だったので、よく東京のジュリアナまで遠征していましたね。好きなジャンルはマハラジャでかかっていた80年代のダンスクラシックです。ジュリアナのようにジュリ扇を振るテクノミュージックも好きですけれど、時間帯によってマハラジャ系も流れるのが良いですね」
そう語る男性の手には「ジュリアナ東京」で購入できるというジュリ扇(羽根のついた扇子)が。レディース用、メンズ用とあるそうで、初めて来る人でもジュリアナの雰囲気を楽しめそうです。
ここへ来て驚いたのは、スタッフがキチンとしているということ。スタッフは20代~推定50代の男性なのですが、トイレの場所を聞くとしっかりとエスコートしてくれました。ナンパばかりしていた昔の六本木のクラブスタッフとは訳が違うぜ!
次に話を聞いたのは50代の女性です。
「バブル時代は自分で会社経営をしていたけれど、バブル崩壊して一気にドン底まで落ちましたね。一度ドン底を経験しているから、バブル世代の人間は自信があるんだと思います。マハラジャの時からここの箱には来ていましたけれど、ジュリアナになってオールジャンルに切り替わり、客層も幅広くなったと思います。終電時間をすぎると30代の人もたくさん見かけますね」
リアルなバブル世代から、我々のようなバブルを知らない世代まで、この場所では幅広く受け入れられているようです。
ところでジュリアナといえば「ボディコン女性はいるの?」というのも気になるところだと思いますが、彼女のお友達で真っ赤なボディコン風の服を着ている方がいました! また、同じ女性に写真を見せてもらったところ、ハロウィンにセクシーな仮装をしているアラフィフの女性もいました。髪型も皆さん派手な巻き髪にしていて、外見からもバブルの楽しさを垣間見ることができました。
当時、ジュリアナに通っていた世代はとっくに結婚して家庭を持っていたり、会社で責任ある役職に就いたりしていると思いますが、一体、どのような客層が来るのでしょうか? 気になりすぎる、大阪「ジュリアナ東京」へバブルを知らない筆者が潜入してきました!
バブルを知らない世代から見た「ジュリアナ東京」は?
バブル崩壊で、ドン底を知っている世代は強い
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