「『おいっ!黙るって事はクロって事だよな?』とグイグイ迫ったら…あいつ『あ~はいはい、そうですよ!不倫してますよ、だから何だよ』って逆ギレしだしたんですよ!信じられます?」
そのまま2人は大げんかに。美沙子さんはあまりに頭にきて夫と一緒の空間にいる事が耐えられなくなり、朝イチで実家に帰ってしまいます。
「行きがけに、床に転がっていた夫へのクリスマスプレゼントを拾って…質屋に売りに行きました。そのお金で蟹を買って両親と食べたら少しだけ落ち着きを取り戻せましたね。いや~本当に人生最悪のクリスマスでしたよ」
数日後に夫から謝罪メールが届きましたが、とても仲直りする気になれず、そのままずるずると別居状態に。
「どこの誰といつから不倫してるの?とか、もう聞きたくもないし…とにかく人の事バカにすんじゃねーよという気持ちですね。離婚の話し合いをする事すら面倒臭くて放置しています」
最初はひんぱんにあった夫からの連絡も、最近はほとんど無くなってきたそう。
「不倫相手と仲良く過ごしてるのかと思うと、特に心配にもならないですね…。近々、ちゃんとケリをつけなくちゃなと思います」とため息をつくのでした。
<文&イラスト/鈴木詩子>
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漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:
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