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コワい「偽ネットショップ詐欺」手口の数々。安さに飛びついたら負け…

 身近なところに潜む犯罪=詐欺。一向になくならない「振り込め詐欺」など、様々な詐欺事件がありますが、特に女性が騙されやすいのはネットショッピングの詐欺手口だといいます。 v 今回、話を聞いたのはネットショッピングで約1万4千円の被害に遭ったと語るカナコさん(仮名・32歳)。女性が陥りやすい身近な詐欺事件と、騙されないための注意点をお教えします。  新居に引っ越して家具を揃えていたカナコさん。大きい家具はネットショップで買うことが多く、主に利用していたのは「楽天」や「Amazon」などの大手ショッピングサイトだったといいます。

ネットショップで人気商品を格安購入、ところが…

ネットショッピング詐欺に合い落ち込む女性

写真はイメージです(以下同じ)

「楽天でかわいいラグを見つけたのですが、売り切れだったんです。どうしてもそのラグが欲しかったので、商品名で検索してみると違うサイトで在庫があるのを見つけました。しかも楽天では2万円だったのが、そこのサイトでは1万4千円と破格で、即決しましたね」  早速、ラグを購入するとすぐに店から決済案内のメールが来ました。HPにはクレジットカード可能と書いてありましたが、案内で来た決済方法は銀行振り込みのみ。普段ネットショッピングのときはクレジットカードを使用しているカナコさんですが、特に疑うこともなくネットバンクから振り込みをしたそうです。ところが……。 「代金を払ったのに入金確認メールが来ないんです。普通、入金確認メールが来てその後に商品の発送メールが来るはずですよね。HPには『入金の確認ができ次第、3営業日以内に商品を発送します』と書いているのに、それから3日間経っても何の連絡もありませんでした。さらに驚いたのはそれから1週間後に再び『商品代金を支払ってください』というメールが来たんです。ネットバンクで明細を確認しても、ちゃんと振り込んでいるしおかしいな……と思いました」

HPに記載された住所は存在せず

ネットショッピング 詐欺サイト 不審に思ったカナコさんは友人に相談。ネット関係に強い友人にサイトのURLを調べてもらったところ、信じがたいことが発覚しました。 「友人がHPに記載している会社の所在地を調べたところ、そこの町にはその番地がないことが分かったんです。さらに友人に『代金の振込先名は覚えている?』と聞かれて、改めて銀行の明細を確認すると会社名ではなく個人名でした。友人には『詐欺サイトの可能性があるから消費者センターに連絡したほうがいい』と言われて、まさか自分が……と思いましたね」  しかし、全国区の消費者センターに電話をしても混雑していて繋がりませんでした。そこでカナコさんは、住んでいる地域の消費者センターにかけたといいます。
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詐欺サイトの運営者の正体は!?
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