次に、子どもがもらったお年玉の管理についてみていきましょう。お年玉の管理には多くの親が関与している様子です。

子どもの年齢別での管理
5歳以下の子どもに関しては92.6%と大半の親が、「親が全て管理」しています。6歳以上11歳以下の子どもに関しては、64.7%が「親が全て管理」、23.5%の親が「親と子どもでそれぞれ管理」しているという結果になりました。中学生になるまでは8割以上の家庭で、何かしらの形で親がお年玉の管理をしているようです。12歳以上になると、「子どもが全て管理」が48.4%と、親の関与率はガクンと下がります。
「自分でおこづかいの管理をすることは、とても大事なことだと思うので普段は子どもに任せています。でも、お年玉は一度にたくさんの金額がもらえるので、保管方法も含めてある程度、親が管理しています」(筆者知人・30代女性)
「お年玉は現金以外でもいいの?」悩むことの多いお年玉
今回の調査では、金額以外でも悩む声が回答として寄せられています。
「
いつまであげるか、ですね。まぁ就職するまでかと思いますが、
大学院生は、正直迷います」(40代男性)
「新年に親どうしだけが挨拶した時に、
来ていない子どもにお年玉を渡すべきか」(50代女性)
「
現金がいいか、プリペイドカードや物がいいか考える」(40代女性)
「
どこまでの親戚に渡していいのか迷う。かなり遠い親戚でも、お正月に会う機会がある場合は渡すべきなのか迷う」(筆者知人・30代女性)
頭を悩ませることも多いお年玉ですが、家庭ごとの事情にあわせて、無理のない範囲で子どもを喜ばせてあげたいとも思いますよね。
※【調査概要】
調査期間:2017年11月22日~11月28日
調査対象:住信SBIネット銀行の個人顧客
回答者数:1,457名
(内訳 20代:164人 30代:224人 40代:233人 50代:400人 60代:436人)
調査方法:インターネットアンケート
調査地域:全国
<文/瀧戸詠未>