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不倫沼から脱出できたのは母がハマった“たまごっち”がきっかけ?

不倫相手の妻のTwitterを見て…

 彼は結婚5年目で、年上の妻とはもうほとんど会話も無く、セックスレスだと聞かされていた百合子さん。 「FのTwitterをなんとなく見ていたら、全部のツイートにいいね!しているプロレスラーのアイコンのアカウントがあったので気になって見てみたんです」  以前、彼から「うちの妻も百合子さんと一緒でプロレスファンだ」という話を聞いた事があったそうで…。 「アカウント名が、彼が可愛いがっているインコの名前とそのプロレスラーの名前を合わせたものだったので、すぐにそれが奥さんのアカウントだと分かったんですよ」  彼の妻のツイートをさかのぼって読んでみると、そこにはFさんがイラスト手がけた特集記事や、表紙などの宣伝ツイートを全てリツイートして、妻として応援する姿がありました。 「夫の仕事ぶりを讃(たた)えてるコメントがなんだかまぶしくて、奥さんはまだちゃんと彼を好きなんだなと胸が苦しくなってしまって…」 スマホを見る女性 さらに、自分の好きなプロレスラーに自分自身を重ね合わせながら夢中になって応援している姿に、百合子さんもつい感情移入してしまいました。 「奥さんが、すごく真面目で良い方なのが伝わってきました。プロレスの見方も、素直に感動しながら真っ直ぐに応援していて…そうだよね、そうやって観るのが1番面白いよねって、うなずきながら全てのツイートを読み尽くしてしまいましたね」  同時に、こんなに良さそうな人柄の妻が体調を崩してもなんとも思わず、スキあらば、よその女に会いに行こうとしている彼って…と、心に引っかかっていたエピソードがまた頭をよぎってしまい…。

彼に別れたくないと泣かれてドン引き

「Fはきっといくらいい女と付き合ってもしばらくすると飽きてしまい、目新しい女に入れ込むのを繰り返すタイプで…その目新しい女は別に新鮮味があれば誰でもいいんだろうな~て思ったら急激に冷めてしまって」  翌日、彼に別れを告げると、別れたくないと泣かれてしまい、さらに引いてしまったそう。 「泣きたいのは、お前の奥さんだよ…ってため息が出ましたね」  無視して強引に彼と別れると、もう不倫するような男はごめんだと、心底思うようになりました。 「次は結婚前提にお付き合い出来る、不倫なんてしない男性をつかまえようと心に決めましたね」  百合子さんは、まだ連絡してくるFさんのラインをブロックしたそうです。 <文&イラスト/鈴木詩子> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
鈴木詩子
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop
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