朝ドラ『まんぷく』ついにラーメン作りへ。長谷川博己の“理系男子”ぶりが炸裂
岸井ゆきの演じる「タカちゃん」の成長に注目
萬平がラーメン作りをするという話を福子から聞き、タカちゃんは「福子おばちゃんは心配やないの?」と尋ねます。 これはごく普通の反応ですが、タカちゃんにとっては「普通」ではありません。 というのも、タカちゃんは少女時代、かなり「萬平おじちゃんリスペクト」の強い子でした。萬平が塩づくりの会社をやっていたとき、従業員「塩軍団」のお世話でてんやわんやの福子と鈴を手伝いに来ていたタカちゃん。男だらけの仕事場ということで、父に反対されたものの、「萬平おじちゃんの仕事見て見たいねん」と主張しました。 タカちゃんは画家である父・忠彦(要潤)を尊敬していますが、仕事に対する情熱によって周りが見えなくなってしまう父と同じタイプの萬平おじちゃんが、人として大好きなのでしょう。 萬平が栄養食品・ダネイホンを開発したときにも、母親に嬉しそうに説明しています。タカちゃんはこの頃にはすでに神部と恋仲になっているのですが、神部を好きになり、やがて結婚した理由も父→萬平おじちゃん→神部と、同じニオイを感じたからだと思います。
少女→妻→母への変化が胸熱
田幸和歌子
ライター。特にドラマに詳しく、著書に『大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた』『Hey!Say!JUMP 9つのトビラが開くとき』など。Twitter:@takowakatendon
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