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濱田岳『フルーツ宅配便』でデリヘル店長に。“嬢”の一言がグサリと刺さる

容姿をなじられた嬢に、同僚が放ったするどい一言

 第2話では整形代を稼ぐために働き始めたというスイカ(うらじぬの)と、詐欺に遭い借金を背負ったというモモ(成海璃子)が登場します。  元気で明るいスイカですが、客に容姿を酷くなじられたことで「店を辞める」と騒ぎます。それに対し、モモは「ここにいるみんなは、それより酷いことを何度も言われてるんだから、辞めたければ辞めれば」と言い放ちます。 ブスって言われ続けてきた私の気持ちなんてわからないでしょ!」と店を出ようとするスイカを、咲田は必死で止めますが「わかりあえるわけないよ、みんな違うんだもん」と他のデリヘル嬢たちに諭されてしまうのでした。  おそらく、このドラマの本質はそこにあるのではないかと思います。抱えている事情も状況も違うのだから同情もしないし、そもそもわかりあうこともないと。デリヘル嬢に寄り添い、店長としての仕事を全うしようとする咲田にとっては衝撃的な出来事だったかもしれません。この後、咲田がどのように成長していくかが見どころでしょう。  それにしても、第1話に登場したゆずは、夫という「男性」に借金を負わされ、それを補うためにこの仕事を選びました。第2話に登場したスイカも「男性」にブスと言われ、心に傷を負い整形をするためにこの仕事を始めたのに、その中でまた男性に傷つけられてしまいました。登場する女性たちが男性に依存し、仕事で男性を相手とすることでさらに傷つけられていることには、どうにも歯がゆさを感じずにはいられません  ストーリーは重いのですが、脚本・俳優陣が抜群によいので作品としてとても楽しめるものとなっています。くすりと笑えるセリフがところどこにちらばっています。  事情を持った女性を、送迎車に乗せて男性の元へ届ける咲田。女性の人生が運ばれているのだなと、週末の深夜にいろいろと考えさせられます。 <文/瀧戸詠未>
瀧戸詠未
ライター/編集者。趣味は食べ歩き・飲み歩き。
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