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深田恭子の可愛さ爆発。『初めて恋をした日に読む話』でイケメンと4角関係に

深キョンのかわいさが全てを納得させてくれるドラマ

 話のストーリーは、漫画『初めて恋をした日に読む話』(集英社)が原作。4角関係のラブコメディということで突拍子もない展開なのですが、ドラマ作品として、とても楽しめる内容となっています。
初めて恋をした日に読む話

持田あき『初めて恋をした日に読む話』 1 (集英社)

 というのも、脚本がとても丁寧かつ人物の心理描写が巧(うま)いため、突然の展開やありえないシチュエーションにも違和感を感じさせないのです。順子をはじめ、各人物が抱えている状況が細かく描かれており、セリフや行動もすべて人物の設定をもとにきちんと作り込まれているので、どの人物にもすんなり感情移入できます。 「どんなにバカやっても、君たちみたいな無敵な時間は私にはもうない」や「きついときはきついって言わないと、大人になってからパンクの仕方すらわからない人間になっちゃうよ」など、コンプレックスを抱えた順子ならではの切ない胸のうちが、セリフの中で見事に再現されています。順子の放つ、ストレートで的確なセリフはドラマの見どころとも言えるでしょう。
 そして何よりも見どころは深田恭子その人です。深田のかわいさが、「イケメンたちとの4角関係」という本来ありえない展開もすべて「これだけかわいかったら、あるよなぁ」と納得させてくれます。キョトン顔を連発し、しくじりながらもたくましく再起してゆく主人公は、深キョンが演じるためにある役と言っても過言ではなのではないでしょうか。  深田が身につける衣装もメイクもすべてが深キョンとマッチしています。飼っている犬(トロロ)まで、あざとく見えてしまうほどです。

“深キョン無双”は続くよどこまでもく

 第2話の最後で、 順子は親友の松岡美和(安達祐実)や匡平たちと食事に行きます。そこで、美和は順子の婚活を応援するのですが、酔っ払った順子は、匡平と美和を勘違いし、匡平に「婚活している隙間なんてない。絶対合格させたい。あの子に夢中なの」と胸のうちを伝えるのでした。酔っ払って、匡平にしなだれかかる深田は色っぽくてかわいいです。何をしてもかわいい深キョンのドラマ。まさに“深キョン無双”状態です。  人物の状況・目的、成長がはっきりと描かれているので、物語の続きに自然と引き込まれてしまうこのドラマ。恋の行方はもちろん、匡平の東大受験の今後も気になります。 <文/瀧戸詠未>
瀧戸詠未
大手教育系会社、出版社勤務を経てフリーライターに。教育系・エンタメ系の記事を中心に取材記事を執筆。Twitter:@YlujuzJvzsLUwkB
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