「先日お昼休みに仕事場近くの歩道を歩いていたら、前から自転車に乗った高校生ぐらいの女の子が走ってきたんですよ。でも…何だか様子がおかしかったんです」
よく見ると女の子は泣いていて、必死で自転車をこいでいます。
「凄いスピードで私の横を通っていったんですが…なんと、女の子の真後ろに自転車に乗ったニヤニヤしたおじさんがぴったりくっついて走行していたんですよ」
あんなにぴったりついてこられたら、止まっても曲がってもぶつかってきそうで怖くてたまらないだろうなと見ていて心配になったそう。
「あれは、あおり運転というか…痴漢?もしくは嫌がらせに近いのかもしれませんが、女の子の恐怖におびえる表情が忘れられません」
突然の出来事に驚いたF美さんは、固まってしまい何もする事が出来ませんでした。
「なんで何も出来なかったんだろう?と後悔しています。後ろからでも『止まれよジジイ!今すぐ通報するからな』と怒鳴ればよかった…。あぁ、あの子大丈夫だったんでしょうか?気になります…」
もし、今後同じような場面に出くわしたら、携帯で動画を撮り「こういう嫌がらせを見ました」と警察に届けようと思っているとのこと。
今回のように、自転車へのあおり運転もあるようで…普段車やバイクに乗らない人でも思わぬ事故に巻き込まれてしまう事があります。つくづく理不尽なことですが、気をつけるに越したことはないですね…。
<文&イラスト/鈴木詩子>
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漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:
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