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家計は「当たり前」がムダの元。スマホや銀行…見直すべきポイントは?

 節約や貯蓄、マネープランなど、老後が近づくにつれてリアルになってきた今日この頃。私がずっと不満だったのが、なぜお金のプロが書いた節約術の本ばかりなのか、ということ。

この1冊でお金に困らない! 節約ハック大百科この1冊でお金に困らない! 節約ハック大百科』の著者、松本博樹さんは、5年間会社員としてプログラマーをした後、独立。独立時点で家を購入、次の仕事のあてもゼロ、さらに子供が生まれる直前、という状態だったそうです。お金のプロどころか、お金に困っている人々とかなり近い位置にいたのです。かなりリアルな節約術が聞けそうじゃありませんか。

節約術の「基本」ってなんだろう?


 節約や貯蓄というのは意識的にやるのではなく、歯磨きやメイクのように習慣になるまで身体に沁み込ませることではないでしょうか。本書でも「『お金が貯まらない』から一生お金に困らない生活サイクルへ」を念頭に、1年間徹底して過ごしたそうです。その秘訣は5つ(以下、本書より抜粋)。

節約① 現状の収入・支出を洗い出す
② 固定費になっている支出で不要なものをやめる
③ 貯金が増えたら定期預金やキャンペーンを活用して増やす
④ 自分のできることで小さく稼いでみる
⑤ この①~④を繰り返す


 なーんだ、わりとどの節約本にも書いてあるじゃん、と思った方もいるかもしれません。でも、一度自分の生活と照らし合わせてじっくり考えてみてください。

 ②は日々様変わりしているので、定期的にチェックするのはマストかも。たとえばスマートフォンを買い替えた時、余計なアプリや機能が搭載され「初月無料」といった謳(うた)い文句のまま使い続けていたりしませんか。月々数百円の出費だとしても、積もり積もればかなりの出費です。

 ③や④も、ネットバンキングやカード会社が様々な利点を生み出していますし、今や副業も多岐に渡ります。そう、あなたの隠された特技や、埃をかぶっているコレクションが換金できる可能性があるのです。今や、自宅の空きスペースだって倉庫として貸せる時代。特別なスキルなしで収入は増やせます。

モノは「生きていくうえで必要かどうか」で見極める


 本書は、筆者に収入のあてがなくなった時点から執筆されています(2011年5月からブログ「ノマド的節約生活」開始)。なので、将来のためにお金を貯めるというレベルではなく、「生きていくうえで必要かどうか」という厳しい基準でモノと向き合うようになったそうです。

インターネット だからこそ見えてきたのが、実は要らなかったあれこれ。たとえば、私が感心したのは「家のネット回線はなくてもいい」という驚きの事実。私はパソコンを購入したらネットに接続するのは当然、と思っていましたが、本書に「家にいる時間ってどれくらいですか? そのうち、ネットを使っている時間はどれぐらいでしょうか?」と問われ、ハッとしました。

 会社勤務の方々は、平日の在宅時間は短いですよね。本書いわく「手持ちのタブレットやパソコンもスマホ経由でネットに接続することができます。わざわざ家にネット回線を引く必要はないのです」。さらに彼の場合はスマホもSIMフリーなので、NTTドコモ、ソフトバンク、auの3大キャリアに縛られないのだとか。

「当然必要なもの」と考えているけど、実は節約できそうなモノ、意外とあなたの家計の中にもあるかもしれませんよ。

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「ほったらかし」でできちゃう投資って?

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