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女友達が性的暴行をうけ「黒人に復讐しようと…」。大物俳優の告白が大問題に

 映画『スター・ウォーズ エピソードI/ファントム・メナス』や『96時間』シリーズ、『シンドラーのリスト』などの話題作に出演し、円熟した演技で人気の高いリーアム・ニーソン。66歳と高齢ながらアクションシーンもこなすベテラン俳優だ。
リーアム・ニーソン

リーアム・ニーソン

 そんな大物俳優のリーアムが、インタビューの中で語ったある発言が「人種差別的」であるとして物議を醸している。その影響から、出演する新作映画『コールド・パースート』試写会のレッドカーペットをキャンセルする事態となった。

黒人への報復を企てた過去

 問題となっているのは、4日(月)に発行されたイギリスの「インディペンデント紙」のインタビューでの発言。新作映画で復讐に燃える主人公を演じたリーアムは、「怒り」について、自らの過去の経験を告白。過去に友人の女性がレイプされた際、復讐心から意図的に黒人と争いを起こしそうになったことがあると語った。  リーアムは知人の女性が強姦されたことを聞いた時について、こう振り返る。 「(暴行した相手が)誰か知っているか聞いたが、知らないと。肌の色を聞くと、彼女は黒人だと答えた」 「こん棒を持って、あちらこちらに行ったよ。言うのも恥ずかしいけど、1週間くらいそんなことをやっていた。どっかの黒人の野郎がパブから出て来て、僕のところに因縁でもつけて来ないか願いながらね。そしたら、殺してやれるのにって」  リーアムは、復讐したいという衝動に駆られた自分に驚いたと明かしている。さらに、「いま振り返ると、自分はなんてひどいことをしてしまったのだろうと思う」と当時の行動を悔いているとしたうえで、「これまで誰にも話してこなかった」ことも認めた。  また、生まれ故郷の北アイルランドでは至る所で暴力を目の当たりにしていたが、報復はさらなる悲劇を生むだけで、不毛であるという教訓を得たと付け加えた。

発言に批判集中。イベントは全てキャンセル

 しかし、このリーアムの衝撃的告白は「人種差別的」と批判を受けることに。これを受け、リーアムはテレビ番組で、自分は人種差別主義者ではないとして自身のコメントを釈明。また、相手が黒人だったからではなく、犯人がどんな人種であっても同じような行動を取っただろうとも語った。 「助けを求めたよ。神父のところに行って、懺悔を聞いてもらったさ。僕はカトリックだったからね。僕は人種差別主義者じゃないし、これは40年くらい前のことだよ」  今回の件を受け、新作映画の上映会は予定通り行われたようだが、レッドカーペット、インタビューや写真撮影といったイベントは全てキャンセルされたという。  ネット上では「人種差別だ」と非難が相次いでいるというリーアムの今回の発言。一方で、映画『天使にラブソングを』で知られ、ハリウッドで圧倒的な人気を誇る黒人女優ウーピー・ゴールドバーグはこう語る。 「リーアムとは旧知の仲だけど、彼は人種差別主義者ではない。愛する人が強姦されたと知ったら、怒りからあのような行動を取ったとしても不思議ではない」 <文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>
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