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激安賃貸にはウラがある。ねずみ大量発生で、ホラー級の事件が

 フリーライターのSさんは、世田谷区で一人暮らしをしています。新宿や渋谷にもほど近く、最寄り3駅から10分圏内と立地条件は抜群。しかも住居は3DKの一軒家。これで家賃は14万円となれば、かなりの破格と言えます。
一人ぐらしの家でねずみが発生

写真はイメージです(以下同じ)

住み始めてかれこれ5年くらいになりますね。たまたま不動産屋で見つけた物件だったんですが、掘り出し物でした。1人で住むには少し高いかなとも思ったんですが、ほかに仕事場を借りることを考えればまあいいかなって」  そんな環境下、都心の一軒家で悠々自適の生活を送っていたSさん。今年の夏には契約更新があるそうですが、それも当たり前のように継続するつもりでいました。しかし、この冬とんでもない来訪者たちがSさんの家を襲ったのです。

“アイツら”の住処に…

ねずみです。ねずみが出ました。もともと、家賃がこんなに安かった理由は築年数。木造で50年は経っていそうな家で、建物のあちこちに隙間や穴があって完全に無防備だったんですよね。むしろ、これまで出なかったことが不思議なくらいです」  古い家だけに仕方ないと思う部分はあったようです。なので速攻で対策を始めました。ねずみ捕りを仕掛けたり、ねずみが嫌うハッカやミントの香りを部屋中に撒いてみたり。しかしその効力はあまり発揮されなかったようです。 自宅がねずみの住処になっていた買ってきたパンやお菓子を夜うっかり棚に仕舞わずにいれば、翌朝には跡形もなく……。麦茶のパックも齧(かじ)られてましたね。あとビックリしたんですが、カレールーも食べるんですね。しかも齧られるのが熟カレーだけなんです。ほかのルーは齧られない……あれは謎です」  ねずみにもカレールーの好みがあるとは……。知りたくもないねずみの生態を検証するハメになったSさんですが、その後さらに衝撃的な事態に見舞われます。Sさん宅は隙間が多いせいか異様なほど寒く、冬場は暖房をつけていないと外より気温が低い時があるとか。そんな中、一週間ほど暖房を切って家を空けた正月に事件は起こりました

戦慄!! コタツで暖をとろうとしたら中から…

「家に帰ってきても、直後はとにかく寒すぎるのですぐにエアコンをつけて愛用のコタツのスイッチも入れました。まだ温まってなかったけれど、コタツに足を入れて少しでも暖を取ろうとしたら……冬のトホホ話 コタツからネズミが キイイイイイイ! と謎の奇声がコタツの中から聞こえ、四方八方に小さな影が逃げていくのが見えました。なんと、それは数匹のねずみたち! あまりの寒さに耐えられなかったのか、ねずみはSさんが留守の間にコタツを巣にしてしまっていたのです。突然の出来事にSさんは固まってしまい、ねずみが一斉に逃げていく姿を見送ることしか出来ませんでした。 「その後、まだねずみは一匹も捕まえられていません……。おそらく今も家のどこかに隠れているので完全に同居状態ですね。もうアイツらをハムスターだと思い込んで飼っている体で生活していこうかと思います……」  ちなみに、このねずみたちとは別に天井裏にハクビシンが住み着いている疑惑も浮上しており、Sさんついに春には引っ越しを検討し始めているそうです……。 ―冬に起きたトホホなエピソード― <文/もちづき千代子> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
もちづき千代子
フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。インコと白子と酎ハイをこよなく愛している。Twitter:@kyan__tama
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