くしゃみの時「手で口を押さえるのはダメ」だと話題。正しい方法は?
職場や電車などの人前で、風邪のためくしゃみやせきをする時、みなさんどうやって口元をおさえていますか?
多くの人が手でおさえているのではないでしょうか。ところが最近、これが間違っていて、意外な“正しい方法”があると話題になっています。
話題になったきっかけは、アメリカ在住のがん研究者である大須賀覚氏のツイッターでの発信です。
投稿によると、くしゃみの時に手で口を押さえることで「手にウイルスがつき、その手で周囲を触ることで、周りの人にうつしてしまいます」。そして「くしゃみは肘の内側にするのが国際的にやられている正しい方法」だといいます。
このツイートは広く拡散され、3万8千以上のリツイート・4万4千以上のいいね!がついています。
関連したツイートで大須賀氏は、アメリカではこのくしゃみの仕方を子供のうちから、しっかりと教育されると述べ、「教育関係者の方に特に知ってもらいたいです。一度習慣になってしまうと、大人になってから直すのはとても難しい。ぜひ小さいうちからこの習慣を身につけるように、子供に教えてあげてもらいたいです」と呼びかけています。
厚生労働省も、サイトの『咳エチケット』ページにおいて、「せきやくしゃみを手でおさえる」ことを「悪い事例」として紹介しています。
もちろん、口元を押さえないで「何もせずにせきやくしゃみをする」ことも、同じく「悪い事例」とされています。オフィスでマスクをつけずにクシャミや咳をする“咳ハラ”でトラブルになる話も聞きますので、ご注意を!
それでは、くしゃみしたくなったらどうするのがよいのでしょうか?
厚生労働省のサイトによれば、
1.マスクを着用する。
2.ティッシュ・ハンカチなどで口や鼻を覆う。
3.上着の内側や袖(そで)で覆う。
この3つが「正しい咳エチケット」だとされています。
人気漫画『進撃の巨人』のアニメ版キャラクターとコラボした「進撃の咳エチケット」啓発ポスターでも、マスク姿のリヴァイ兵長がこの3つから「好きなものを選べ」と言っていますので、皆さんも実践してはいかがでしょうか?
<文/女子SPA!編集部>
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