初デートでキスされた女性が、彼を突き飛ばした赤っ恥な理由
初デートや同窓会など、日常からちょっと離れたシーンでは、いつもと違った服装で行くことって多いですよね。
でも、ふだん着ていないスタイルだと、思わぬ展開になったときに困ったことになるようで…。経験した女性に話を聞いてみました。
高山紗子さん(仮名・29歳・契約社員)は、趣味で通っているクッキングスクールで知り合った男性Yさん(32歳・会社員)と最近とてもいい感じです。
「毎日たわいもない事をLINEで送りあったり…質問合戦したりして、お互いの距離が縮まっていく感じにドキドキしているんですよ」
できる事ならお付き合いしたいなと、考えていた紗子さん。するとYさんの方から…。
「今度のスクールの後、よかったら飲みに行きませんか?と誘われたんですよ! も~嬉しくてすぐにデート用の服を買いに行ったんです」
お店の人に相談しながら、首回りがザックリと空いた膝丈のニットワンピースを購入しました。
「私はかなりの寒がりなので、冬場はワンピースなんでまず着ないのですが…Yさんのためならと、ちょっと頑張っちゃいました(笑)」
そしてスクールの日を迎え、緊張気味の紗子さんは作ったお料理がほとんどノドを通りませんでした。
「こんな事は本当に珍しいのですが…グリーンカレーとかぼちゃプリンという大好きなメニューだったのに、Yさんをチラ見する度に胸がいっぱいになってしまって…」
片付けを終えるとYさんが、スクールのすぐ側にあるおしゃれなバーに連れて行ってくれたそう。
「素敵なお店だけど、ここじゃスクールの人達に見つかっちゃいますよ? と言ったら『あはは、じゃあ見せつけてやりましょう』と答えてくれたのが嬉しくて…」
テンションが上がってしまい、つい飲み過ぎてしまった紗子さん。
「しかも私、空腹だったので泥酔して記憶を無くしてしまって…気がついたらビジネスホテルのベッドに寝かされていました」
Yさんは、大丈夫? と白湯の入ったマグカップを紗子さんに渡しました。
「私はあまりの恥ずかしさに、白湯を飲みながら泣いてしまって…するとYさんがキスしてくれて『良かったら僕と付き合って欲しい』と言ってくれたんですよ」
こんな醜態をさらしたのに告白してくれるなんて…と感激しているとYさんのキスがだんだんエキサイティングしてきました。
「気持ち的には全然OKだったのですが…ある事を思い出して、ついYさんを突き飛ばしてしまったんです…」
実は、紗子さんのワンピースの中身はベージュのヒートテックに毛糸のパンツをはいて、身体の前と後ろに4枚カイロを貼るという防寒スタイルだったそうで…。
「まさか今日こんな事になるなんて思ってもいなかったし、なれないワンピースで寒くて…いきなり毛糸のパンツにカイロだらけのヒートテックなんて見られたくないじゃないですか!」
すると、拒絶されたと思い込んでしまったYさんは『ご、ごめんなさい!!』と頭を下げると荷物をかき集めて玄関の方に走っていきました。
「とにかく誤解を解かなくちゃとあわてて『違うの、違うの!』と引き止めたのですが、Yさんは私の手を振りほどくとドアを開けて出て行こうとしたので、必死だった私はつい…」
習い事で知り合った男性とのデートのため服を準備
おしゃれなバーで飲み過ぎて泥酔
彼を突き飛ばした理由は防寒スタイル
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