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最旬俳優の下積み時代、ピザ宅配バイトでつかんだチャンス

 開催前からゴタゴタ続きで、逆に注目を集めていた第91回アカデミー賞授賞式が24日(日)、ロサンゼルのドルビーシアターで行われた。  30年振りに司会者抜きとなった今回の授賞式。日本からも「万引き家族」と「未来のミライ」がノミネートされ期待が高まっていたが受賞はならず。一方で、日本でも大ヒット中の映画『ボヘミアン・ラプソディ(以下、ボヘラプ)』が最多となる4冠を達成クイーンを題材にした同作で故フレディ・マーキュリーを演じたラミ・マレックが主演男優賞を受賞すると、ボヘラプファンは喜びで沸いた。
 アラブ系俳優としては史上初めて主演男優賞を受賞したラミは、スピーチでこう語った。 「いつか、こんなことが起きるんだと幼い頃の自分に伝えたらどんな感じだろうと考えるのですが、カーリーヘアーの小さな頭は、吹き飛んでしまうほど驚くことでしょう」 「当時は、自分のアイデンティティに悩んでしました。自分が何者かに悩み、自分の声を見つけようとしている人なら誰もだと思うのですが。自分らしく人生を生き抜いた移民のゲイ男性を描いたこの映画が作られ、そして僕らがその映画とストーリーをこうして祝福しているという事実は、僕らは皆このような物語を待ち望んでいたという証拠なのです」 「僕はエジプト移民の息子で、アメリカ人としては1世になります。そんな僕の物語の1ページがここで今綴られているのです。この瞬間を思い描いてくれた皆さんに感謝せずにいられません。これは残りの人生の宝物になることでしょう」
ラミ・マレック

ラミ・マレック

 ロサンゼルスでピザ宅配の仕事をしていた下積み時代に、ピザの箱に自身の顔写真と履歴書を忍ばせて配達し、映画出演の機会を手に入れたというラミ。 「何年もピザの箱とテイクアウェイの袋に僕の顔写真を入れ続けて、やっと誰かが電話をくれたんだ。それで僕はキャスティング・ディレクターの事務所へ行って、その晩仕事をもらったよ」  そんな地味な下積み時代を経験し、最高の栄冠に輝いたラミは、受賞後も話題を集めることに。というのも、受賞後にステージ上から会場席へと落下し、救急隊員による手当を受けたのだ。ピープル誌によれば、ラミはオスカー像を必死に守ろうとしていたそうで、床に落下した際は驚いた様子だったそうだ。  救急隊員がすぐに駆け付け、とりあえず最前列の席に座っていたラミだったが、その後裏方の静かな場所へと移動したという。  ラミのけがの様子については明らかになっていないが、授賞式後のアフターパーティーでは元気な様子をみせていたという。  ラミの主演男優賞のほかにも、編集賞、音響編集賞、録音賞の4冠に輝いたボヘラプに続いたのは、『ROMA/ローマ』『ブラックパンサー』『グリーンブック』で、それぞれ3部門を制した。

今回も注目されたガガ。噂のカレと濃密パフォーマンスも

 アカデミー賞といえば、受賞する作品とともに世界中の人々の関心を集めるのがスターたちのドレス。そんな美の競演となるレッドカーペットで、ひときわ目立っていたのは歌姫レディー・ガガだった。  映画『アリー スター誕生』で主演女優賞にノミネートされ、また作品内で披露した『シャロウ ~「アリー/ スター誕生」愛のうた』で歌曲賞を受賞したガガは、1月のゴールデングローブ賞でも圧巻の衣装で話題となっていた。  アカデミー賞では、アレキサンダー・マックイーンの黒のドレスに、映画『ティファニーで朝食を』でオードリー・ヘップバーンが着用した大粒ダイアモンドを身に着けて登場。
 141年前に発見された128.54カラットのイエローダイアモンドを使用したティファニーのネックレスは、ヘップバーンが同作品のプロモーション撮影で着用したものだという。  141年前に発見されて以来、初めてレッドカーペットにお目見えした伝説的なティファニーのダイアモンドを身にまとったガガだが、やはり人々を釘付けにしたのはブラッドリー・クーパーとのデュエットだったかもしれない。  ステージ上で『シャロウ~「アリー/ スター誕生」愛のうた』を披露したガガとブラッドリー。まっすぐに見つめ合いながら熱唱する2人は映画さながらで、会場は熱気に包まれた。一方で、恋の噂も浮上している2人だけに、その濃密なパフォーマンスに「親密すぎる」という声もあるようだ。

「多様性」が特徴だった今年のアカデミー賞。視聴者の反応は?

「多様性」が特徴だった今年のアカデミー賞。黒人の活躍が目立ち、助演男優賞は『グリーンブック』のマハーシャラ・アリ、助演女優賞は『ビール・ストリートの恋人たち』のレジーナ・キングがそれぞれ受賞した。
 また、メキシコの映画監督アルフォンソ・キュアロンが『ROMA/ローマ』で監督賞を、脚色賞は『ブラック・クランズマン』の黒人監督スパイク・リーらに贈られた。白人ばかりのノミネートが目立ち、過去には批判やボイコットを受けたアカデミー賞も明らかに変化していることを感じる授賞式となった。  開催前には批判的な声も多かった今年のアカデミー賞。終わってみれば大きなトラブルもなく、司会者がいないことでむしろ「式を落ち着いて見られた」と好意的に見ている人が多かったようだ。 <文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>
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