冬ドラマの男優ベスト3。『3年A組』菅田将暉の熱演に『グッドワイフ』北村匠海の表現力
最優秀名演賞 菅田将暉『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』やっぱりスゴかった熱演
菅田将暉はここでわざわざ言及するまでもない俳優さんだと思っていたのですが、今期はやっぱり『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系列)の主人公・柊一颯を演じた彼が何と言っても素晴らしかったです。 1話目からメガネにまで飛び散った涙が生々しかった柊一颯の渾身の授業。6話目で女子生徒をドア越しに追い詰めたシーンなんて、強い怒りに満ちていて本当に恐かった。 最終話ではSNSのライブ中継で不特定多数に向けて自らの思いを発信。それは「怒り」のように見えて、椎名桔平演じる郡司の言う通り「祈り」であり、全力で訴える姿にどこか虚無感や無力感までもが見えてきて切なくなってしまいました。 ワンシーンであれだけの狂おしい感情を表現しきった菅田将暉、お見事です。本日9話放送です。柊一颯が人生の最後に何を思うのか。この3ヶ月間ずっと考えていました。どうやら体感に勝るものは無さそうです。あと少し、宜しくお願いします。#3A pic.twitter.com/mJ6gJFLHRF
— 菅田将暉 (@sudaofficial) 2019年3月3日
最後、永野芽郁演じる茅野さくらに声掛けた「よく頑張った」は優しくて、「死ぬのは恐いな」は寂しくて。「レッツシンク」の決めゼリフが毎回違ったニュアンスになっていたのも楽しみでした。一言一言がいちいち決まるのも彼ならでは。 この冬、あなたを魅了したベストアクターも選んでみては? <文/林らいみ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】ご視聴ありがとうございました#菅田将暉 #永野芽郁#3A pic.twitter.com/qLfxKPJTbn
— 【公式】3年A組-今から皆さんは、人質です- (@3A10_ntv) 2019年3月10日
林らいみ
フリーライター。大学院で日本近世史を研究した硬派の歴女。舞台・映画・ドラマが好物。観たい舞台があれば万難を排して劇場に馳せ参じ、好き勝手言っている。たま~に歴史系記事を書く。
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