依存症から復活したカムバックスター、再び入院。今度は介護うつか?
大病を患った父親を看病するため、無期限に活動を休止している人気歌手ブリトニー・スピアーズが精神療養施設に入所したようだ。
過去にも精神的バランスを崩して、奇行を繰り返し、精神療養を受けたブリトニー。自らの離婚問題や人間関係のストレスから精神不安定になったといわれているが、こうしたブリトニ―の精神的なもろさを見てきただけに、なんとも心配になってしまうニュースだ。一体何があったのだろうか?
今回ブリトニーが治療を受けることになったのは、最愛の父ジェイミーさんの看病、介護疲れによるものとみられている。
昨年11月に大腸破裂を起こした父ジェイミーさんの看病に専念するため、今年1月に無期限で活動休止を発表したブリトニー。ラスベガスのパークMGMホテルの劇場にて開催予定だった定期公演「ブリトニー:ドミネーション」や、アルバム制作を保留している。
つい最近、徐々に音楽活動を再開するのでは? ともいわれていたブリトニーだったが、ジェイミーさんの病状にひどく動揺しているようで、今回治療施設に入ることにしたという。
数週間前、父ジェイミーさんが2度目の手術を受けたもののきびしい状態で、ブリトニーにとっては大変な時期が続いているようだと関係者は芸能メディア「TMZ」に語っている。
関係者によると、ブリトニーは先日入所したそうで、30日ほどその施設で治療に専念することになるとみられている。
つい数日前、「自分の心や体、魂をいたわって」というメッセージをインスタグラムに投稿したブリトニ―。コメント欄には「ほんの少し、自分のための時間が必要」と書かれていた。
元夫ケヴィン・フェダーラインと離婚した翌年2007年あたりから、奇行が目立つようになったブリトニー。
ヘアーサロンで自らバリカンで頭を丸めてスキンヘッドになってしまった丸刈り事件や、執拗に後を追ってくるパパラッチを傘で攻撃するといった奇行、ドラッグやアルコールの常用。さらには、あて逃げや無免許運転で告訴された上、離婚後に子供たちと面会した際、親権を持つ元夫に引き渡すことを拒否し警察沙汰となった。
こういった数々の問題行動があったことから病院に搬送され、精神病棟で治療を受けたブリトニー。そんな荒れまくる娘の「成年後見人」となり、復活を支えたのが父ジェイミーさんだった。
2008年より徐々に復活の兆しを見せたブリトニーは、2009年には各メディアが「カムバックスター」と呼ぶほどの完全復活を成し遂げた。
どん底からの復活劇を遂げた娘と、それを支えた父の絆はとても強いといわれている。それだけに、病に苦しむ父を目の当たりにするつらさは相当なものだろう。
丸刈り、パパラッチ襲撃、ドラッグ依存。荒れる娘を支え続けた父
親や家族を看病・介護する人が心を病むケースはブリトニ―に限らない。「介護うつ」という言葉がよく聞かれることからもわかるように、ここ日本でも深刻な問題となっている。 母親の介護により「うつ」に陥ったというエッセイストの安藤和津が、「介護する人が幸せで余裕を持つことが、結局、ケアを受ける人を幸せにする」と語っているように、介護する人の心のケアはとても大切だ。 ここ最近は、肉体派モデルのサム・アスガ(25)と交際し、幸せそうな様子を見せていたブリトニー。サムはブリトニ―より12歳年下だが、つらい状況の中で奮闘する年上の恋人をしっかりサポートしていると伝えられている。そんな年下彼氏に助けてもらいながら、しっかり治療を受けて、これまで支えてくれた父ジェイミーさんのためにも元気になってほしい。 <文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>