家事代行さんに「うまく指示する」3つのコツ。同じ時間でも効率アップ
だんだんと身近になってきた家事代行サービス。だが、頼み方がわからない…とお悩みの方もいるかもしれない。そこで、人気家政婦のsea氏に依頼のコツを聞いてみた。
NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』などのテレビ番組でも紹介され、掃除・片付けのカリスマとして人気を博すsea氏。利用者が家事代行者を選べる「タスカジ」において、予約の取りにくい家政婦のひとりだ。
「私たちは2時間半、3時間など決まった時間の中で、利用者にできるだけ喜ばれる作業をしたいと思っていて……なので、ここが肝心! というポイントをできるだけ、具体的に伝えていただけると本当に助かります」
掃除してほしい場所の優先順位を伝えることはもちろん重要だが、同時に「してほしくないこと」を伝えるのも大切だという。「ここは触れてほしくない」「この部屋は入られたくない」といったNG事項のことだ。
「本やDVDの棚、机上の書類など利用者が見られたくないものは、ご指示があれば触りません。指示がない場合も、たとえば書類なら裏返してから片づけるなど配慮しています」
また、大まかな方向性だけ伝えたら、全体の進行は代行者に丸ごと任せたほうがうまくいくというsea氏。
「時間配分や仕上げの創意工夫がこの仕事の醍醐味。信頼され任されることが『よしやるぞ!』というエネルギーになります」
作業終了後には、汚れにくく使うヒントも聞いてみてほしいとのこと。ほんの少しの手間や工夫で大きく変わるのだという。
家事代行を依頼するのは敷居が高く感じがち。もちろんコストはかかるが、部屋に第三者の目が入ることこそ、利用する本当の価値なのかもしれない。
一、優先順位とNG事項は具体的に告げよう
二、任せることで良いスパイラルを起こそう
三、汚れが溜まりにくい家の使い方を学ぼう
【sea氏】家族の片づけコンサルタント
家事代行歴15年。「タスカジ」で予約の取れない家政婦として活躍。著書に『タスカジseaさんの「リセット5分」の収納術』
―「家事代行サービス」徹底比較―