Gourmet

お肉や牛乳を“置き換える”ヘルシー食品とは?海外ではもう流行中

③環境に優しいパッケージ

スーパー

※画像はイメージです

 昨年の8月、NZ首相はスーパーにおけるプラスチックバッグ(使い捨てレジ袋)の廃止を発表。すでに大手スーパーではレジ袋を提供しておらず、エコバッグ持参が基本ルールとなっています。また、野菜コーナーにおいても、プラスチックパッケージの商品が少なくなりつつある状況を確認できました。エコバックを使用することは、日本においても個人レベルで実践できる他、使い捨てラップの使用を控えるなど工夫は可能です。 【すぐに実践できるアイディア】 ・レジ袋ではなくエコバッグを使う ・プラスチックストローをなるべく使わない ・繰り返し利用できるラップを活用する

④食品廃棄物への対応

食品廃棄物(ゴミ)

※画像はイメージです

 NZでは3~4割の食品が廃棄されているそう。これは、温室効果ガス排出の問題だけではなく、森林伐採や水不足、生物多様性の問題を生み、食品価格の高騰にもつながることに。もちろん日本も同じような問題を抱えているでしょうから、個人レベルで廃棄物削減を意識することはもちろんのこと、世界の食品廃棄物削減に向けた取り組みを学ぶことも大切です。 【すぐに実践できるアイディア】 ・残さない食生活を意識する ・諸外国の取り組みをウォッチする

⑤食の多様化

カラフルな野菜 実は、米・麦・とうもろこしの3作物のみで、世界の植物由来の摂取カロリーの半分以上を提供しているんだとか。生物多様性の視点や科学的にも、幅広く多種多様な作物を育てて、食べることは非常に重要であることがわかっているため、食材の種類、品種、色どりなどに意識を向けて、様々なものを食べる習慣をつけていくことは、すぐに実践できるでしょう。 【すぐに実践できるアイディア】 ・彩りを意識してカラフルな野菜を選ぶ ・古代米や野生種の野菜・穀物を食べる  自分の健康を考えるのも大事ですが、トレンドは、地球規模における環境配慮の方向にも広がっているようです。健康的な人生を願う皆様にとって、本文が少しでもヒントになりますように。 <文、写真/スギアカツキ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
スギアカツキ
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12
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