サムソン:ゆたぼんはユーチューバーとして儲かってるの?
能町:儲かってるどうか分からないけど。ゆたぼんって、不登校の理由が、いじめとかじゃなくて、宿題をやりたくないからでしょ?
サムソン:そうなの?
――琉球新報によると、宿題を拒否したところ、放課後や休み時間にさせられ不満を抱いた。担任の言うことを聞く同級生もロボットに見え「俺までロボットになってしまう」と、学校に通わないことを決意したそうです。
能町:しかも琉球新報は、ゆたぼん側しか取材していなくて、学校側の話は聞いてないんですよ。私、別のユーチューバー(へずまりゅう)が琉球新報に電凸して「あの記事ってどういう風にできたんですか」って聞くという動画を観たんですけど、本人からの売り込みだったみたいです。さらに「これで不登校の子供が励まされたっていう連絡が来ましたか?」って質問したら「今のところ1件もない」って(笑)。
サムソン:そのユーチューバーいいセンスしてるわ~。YouTubeでも、そういうジャーナル的なのあるんだね。
能町:そう。ゆたぼんって、学校に行かないでいろんなことしたい、ロボットにはなりたくないとか言ってるけど完全にお父ちゃんのロボットになってるんだよね。お父ちゃんの英才教育を受けてるから、10歳にして尾崎豊を歌うし(笑)。
サムソン:あら~いいわねえ。
能町:ユーチューバーとしては、関西弁でまくしたてる生意気なガキ、みたいな感じでけっこうサマにはなってるんですけど、内容が「今いじめられてる子に、俺は言いたい!」みたいな感じで……。
サムソン:10歳というより、頭の悪い20歳みたいな。
能町:「死んだらあかん! 生きてるだけで丸儲けや!」とか、全部輸入された言葉で(笑)。しかも、お父さんが輸入してきたものをさらに直輸入してるから、“生きてるだけで丸儲け”って言葉がたぶん明石家さんまさんの言葉だと知らずに使ってる。
サムソン:なかなかすごい10歳ね。定点観測したい。
能町:しかも、茂木健一郎さんが ここに乗っかっちゃって、家族に会ってみればわかることもある、なんて言い出して。あの人もピュアだから……(笑)。
サムソン:税金を払い忘れた(2009年に東京国税局から約4億円の所得申告漏れを指摘)のもピュアだからでしょう。
能町:ピュアだから税金ってものを知らなかったのかもしれない。ゆたぼんは、今後学校にいかずにどうするのかな。
サムソン: 5年後、10年後にちょっと 思い出してまた検索してみたいですけどね 。
能町:落合さんの息子の福嗣くんみたいに、まともになってるかもしんない。
サムソン:『カメラを止めるな!』の監督とかね。
――上田慎一郎監督は10年以上前、ミクシイの岡本太郎コミュニティーで「自分、岡本太郎超えます」みたいな痛い書き込みを連発して、ヒッチハイク中の自身の写真をアップしていたみたいですね。
サムソン:やっぱりグレるんだったら早めにグレといた方がいいのよ。
能町:ゆたぼんも、お父さんにやらされたんだってことを後々に語れるようになったらいいですね。今井メロだって、あのラップは人にやらされたって言ってるし。……彼女は絶対自分でやったんだと思うけど。
サムソン:10歳ですからね。40年とか50年生きてる人にボロクソに言われることはないよ、まだ。
能町:そう、10歳の子には罪はない。父ちゃんがダメなだけで。
サムソン:あと、茂木が10歳児なだけでね。
※後編は近日公開予定
<文/満知缶子 写真/山田耕司>
⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】満知缶子
ミーハーなライター。主に芸能ネタ、ときどき恋愛エピソードも。