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愛猫がなついた男性が運命の人だと思ったら…27歳女性の恋の結末

自分の心に嘘をついていたと気づいた

「私、頭にきて『なにやってくれてんだよ、ふざけんな!』とKに詰め寄ったら『ちゃんとしつけてない深雪が悪い!』と言い返されて大ゲンカになったんですよ」  ふと、ミャー子ちゃんが部屋の片隅で爪から出た血をペロペロ舐めているのが目に入り、たまらず涙が出てきた深雪さん。 「気がついたら『しょせんテメェは恋人を“相方”なんて言う気持ちわりぃヤツだよ!』って叫んでいて…あぁ私、Kとの関係を壊したくなくて知らず知らずのうちに自分の心に嘘をついていたんだなと気がついたんです」 両親の喧嘩 やっぱり苦手なものは苦手だと認められた深雪さんは、彼とお別れしたそう。 「そしてKと別れてすぐに、給湯器が壊れてしまい、業者のお兄さんが部屋にきたら、ミャー子がすかさずそのお兄さんの足にスリスリしたんですよ! 思わず笑っちゃいましたね。いつのまにか人見知りは治っていたみたいで(笑)」  これからは猫ちゃん頼りではなく、もっとしっかり自分に合った男性を見極めたいと語る深雪さん。 「あと今後は、自分の苦手だと思う感覚を無視しないで大切にしたいと思います。無理をしてその場をやり過ごしても、いずれしわ寄せがきて上手くいかなくなるって分かったので」  次こそは、自分にぴったりな男性を見つけられそうな気がしますと微笑む深雪さんなのでした。 ―私が彼に冷めた瞬間/彼が私に冷めた瞬間― <文&イラスト/鈴木詩子> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
鈴木詩子
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop
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