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『アラジン』も…作品の影に「幸運を呼ぶ女性」がいる映画6選

 年間300本以上の映画を観る、映画マスターの増田弘道です。
ひとり映画

写真はイメージです

 南海キャンディーズ山ちゃんと蒼井優さんの結婚発表、もはや懐かしいですが、いまだにうらやましいです……。僕も言ってみたいな、「(長澤)まさみと結婚する」って。妄想はさておき、今回の結婚発表でうなぎ上りした山ちゃんの評判。蒼井優さんはもしかして、俗にいう“あげまん”なのでしょうか?  今回はそんな「あげまん」もとい「幸せを呼び込む女性」にまつわる映画作品をご紹介したいと思います。

マドンナの最初の夫が主演『ミスティック・リバー』

 筆者が一番「ツキを持ってるな~」と思うのは、あのマドンナ。最初のパートナーが、ハリウッドを代表する演技派俳優のショーン・ペンなんです。  今でこそ、ヴェネツィア・カンヌ・ベルリンと世界三大映画祭の主演男優賞獲得、おまけにアカデミー賞でも主演男優賞獲得している、文句なしの演技派俳優ですが、マドンナの目に止まった頃はまだまだ駆け出しの25歳。  二人の結婚生活はわずか4年で幕を閉じたものの、離婚後ショーン・ペンはたちどころに大出世、アメリカを代表する役者と相成った次第です。
『ミスティック・リバー』

『ミスティック・リバー』
(C) 2003 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

 そんなショーン・ペンの代表作と言えば2003年に公開された『ミスティック・リバー』でしょうか。決して明るい映画ではありませんが、ショーン・ペンの名演技もあって深く考えさせられる作品です。この映画での演技が高く評価され、ショーン・ペンは、アカデミー賞主演男優賞を受賞しています。

マドンナの幸運っぷりは『アラジン』にも

 次にマドンナがパートナーとして選んだのは、ガイ・リッチー。どこか聞き覚えがある、という方もいるのでは? そうです、今年大ヒットを記録した実写版『アラジン』(2019年公開、主演メナ・マスード)の監督です。
『アラジン』

『アラジン』
(C)2019 Disney

 マドンナと結婚したときのガイ・リッチーはまだ無名。彼の出世作となるジェイソン・ステイサム主演の『スナッチ』が2000年に公開された直後の結婚ではありましたが、世間的な立場は圧倒的にマドンナが上。その上下関係が離婚するときまで続いたのは、マドンナがガイ・リッチーに慰謝料を払ったことからも分かります。その額なんと約92億円!  今や『アラジン』の監督として名をはせているガイ・リッチーにも、マドンナの影響が少なからずあったのかもしれませんね。  そんなガイ・リッチーを一流監督へと導いたのが、2015年に公開されたヘンリー・カビル主演の『コードネーム U.N.C.L.E.』です。
『コードネーム U.N.C.L.E.』

『コードネーム U.N.C.L.E.』
(C) 2015 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

 その後、『キング・アーサー』(2017年公開・主演チャーリー・ハナム)という大作を監督、日本円で約165億円とも言われた製作費をつぎ込んだのですが、力が入りすぎてしまったせいか、お客さんが入らず記録的な大赤字に。大ピンチだったガイ・リッチーですが、捨てる神あれば拾う神あり、『アラジン』の監督に抜擢され、奇跡的な復活を遂げました。
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幸せを呼びすぎて、争う夫婦
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