Lifestyle

人手不足の航空会社で働く女性。入社2ヶ月で任された衝撃の仕事とは…

私、新人教育に向いていない…

 初めての後輩。独り立ちをしてすぐでしたが人手不足ということもあり、現場での指導を任されましたが、この頃はまだ怖い先輩にはなっていません。私にまだ新人であることの自覚、認識があったし、それゆえに後輩の「頑張っているのにミスをしてしまう悔しさ」「早く仕事に慣れたい気持ち」「怒られることへの恐怖」がよく分かったから。 私に新人教育は向いていない… しかし、しばらくすると私、この新人教育に向いていないことに気付きます。常に誰かしら新人さんと行動を共にしていると、育てたい気持ちと、自分のペースで仕事が進められないもどかしさがちょっとしたストレスになり始めたのです。  もともと私は仕事はキッチリすぎるほどキッチリこなしたいタイプ。学生時代に所属していた運動部では、「もっと早く来て準備を完璧にしようよ」「あと10セットトレーニングをしようよ」と同級生、後輩に声をかけ続けたら、ウザいやつだと無視され、仲間外れにされました。試験前の勉強だって、友達との遊びを断ってしたり、もしくは遊んで帰宅してから寝ずにしたりして、いい点数を取っていました。  自分が納得のいくキッチリのレベルに達していないと嫌なんです。それからは、団体より個人派。一人の方が楽だと思うようになりました。  話しは戻りますが、私にはこんな感じで協調性に欠ける部分があります。いざ、誰かと行動をともにすると押し付けがましいところが目立つみたい。それが仕事だとダイレクトに出てしまうから、私とペアになった新人さんはちょっと可哀想でしたね。  あとから聞いた話しですが、新人教育で指導をしているときの私を見た先輩方は、その表情、雰囲気から「青鬼」とあだ名をつけていたそうです。 ―グランドスタッフの裏話 VOL9― <文/高木沙織> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
高木沙織
「美」と「健康」を手に入れるためのインナーケア・アウターケアとして、食と運動の両方からのアプローチを得意とする。食では、発酵食品ソムリエやスーパーフードエキスパート、雑穀マイスターなどの資格を有し、運動では、骨盤ヨガ、産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、Core Power Yoga CPY®といった資格のもと執筆活動やさまざまなイベントクラスを担当。2021年からは、WEB小説の執筆も開始。Instagram:@saori_takagi
1
2
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ