「どうしたらいいでしょう……?」
――たぶん、お母様は“外食か、家でお肉か”本当に決められないのではなくて、
少しでも長くあなたと話していたいのだと思います。だから、会話が終わってもゾンビのように話を蘇生させて続けようとするのでは?
親孝行も兼ねて、できる対策がいくつかあります。まず、会話を合理的に終わらせようとしないこと。そして、キーワードから3ネタくらい引き出すことです。
上の会話なら、“
ファミレス”、“
山形のおじさん”、“
お肉”がキーワード。
最後にファミレスに行ったのはいつか? そのとき食べたメニューの感想は? 店員に知人はいたか? 山形のおじさんの近況は? いとこたちの様子は? お肉はどう料理する? 今、焼き肉のタレは何を使ってる? とか。
なんでもいいのですが、
ゆるく長く、会話のキャッチボールができる状況を作ってあげると、お母様もゾンビ製造に勤しまなくていいはずです。
都会であわただしく過ごしていると、実家ののんびりリズムにはがゆさを感じることもあるでしょう。けれど、ものは考えよう。決着を無にされていら立つなら、会話にテーマを与えて母にガス抜きさせてあげればいいのです。
ゾンビ会話を幸せトークに。楽しい帰省になりますよう、お祈りしています!
<文/みきーる>
⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】