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母親が大事にしてる不気味な日本人形「生きてるみたいなんです…」

霊感の強い友人を自宅に招いたら…

 この話を霊感の強い友人にしたところ「見てみたい」とのこと。そこで実家に招待したところ、こんなことを言っていました。 霊感の強い友人を自宅に招いたら…「言うほど怖がるようなおどろおどろしい子じゃない。ただ、本当にお母さんのことが大好きで大切で守ろうって気持ちが強い。ほら、私なんて初対面じゃない。お人形は中身だけ出てきてあのへんでじーっと私のこと監視してるよ」  この時、友人はリビングにおり、人形の姿は見えていない状態でした。「おっかねぇ」と思いつつ、悪い感じのものではないことにはホッとしました。同時に人形にとって大切なのは母だけで、私や妹、妹の子どもたちにはさほど興味がないこともハッキリしました。まあ、私たちが独立した今となっては、母だけ守ってくれていればそれでいいです。  そんなわけで、今もその人形は実家で大事にされてます。母がいずれ亡くなった際には、絶対にお棺に一緒に入れてあげなきゃと思っています。確実に何か起こりそうな気がするのです。 ―シリーズ「怪談・ゾッとする話/不思議な話」― <文/もちづき千代子・イラスト/真船佳奈> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
もちづき千代子
フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。インコと白子と酎ハイをこよなく愛している。Twitter:@kyan__tama
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