立ち方をマスターしたら、次は歩き方です。正しい立ち方からつながるので、ついでに覚えてしまいましょう。
◆「みぞおちから脚が生えているように歩く」
・歩くときも耳の後ろを引き上げる
姿勢が崩れたと感じたらまずここを意識しよう!
・みぞおちから脚を動かす
じつは、脚の始まりは背骨。だからみぞおちあたりから脚を動かすように意識すると、本来の脚の力を発揮しやすい。
さて、こちらもやってみるとモデルばりのウォーキングになります。視界も広がって爽快感にびっくりするのですが、普段の歩き方とのギャップがありすぎて、最初は戸惑うかもしれません。しかも、今までサボっていただろう筋肉を使うので、慣れるまで若干疲れます。とはいえ、歩くだけで全身のバランスが整い、体そのものが引き締まるうれしい予感がします。
最後にオフィスで大活躍、疲れない座り方です。本書にはいくつか方法が載っているのですが、その中で手軽にできるやりかたをご紹介します。
◆「坐骨(ざこつ)の下にたたんだタオルをはさむ」
・角度ができて坐骨が立つ
・車や電車の座席はタオルをはさむとラク。座席がかたくて痛いときにも。
私も長時間座って仕事をしますので、お尻がつぶれない、疲れないクッションを調べたのですが、一番効果があったのがこれだったのです。お尻の高い位置をタオルの上部にあてるようにして座ると、自然と坐骨が立ち、良い姿勢が保てます。オフィスや移動中は難しいかもしれませんが、個人的にはバスタオルくらいの厚さがオススメです。
いかがでしたか。立つ、歩く、座る、の3点を見直すだけで慢性疲労が解消できたらいいですよね。代謝もアップしそうなので、ダイエットも期待できそうですよ。
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小説家・森美樹のブックレビュー―
<文/森美樹>
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