「28歳以降は皮脂分泌量が明らかに減ってきます。皮脂は肌の一番表面のバリア機能を整えるために、肌にとって必要な成分。メイク後、クレンジングと洗顔をすることでバリア機能が落ちてしまうので、補うことが現代のスキンケアの目的の1つです。
皮脂が不足すると肌トラブルの原因を招きかねないので、
アラフォー肌には化粧水+乳液では不十分。乾燥肌傾向の人は乳液+クリームを。私の肌はどちらかというと乾燥肌なので、基本的には一年中クリームを使っています。トラブル予防や『こういう肌になりたい』という目的があれば、目的に合った美容液も追加しましょう」」
カッサや小顔ローラーを使うとき、つい力が入ってしまいますが肌への負担はどうなのでしょうか。
「
美容ツール類を使用する際、赤みが残るほど強く力を入れたり、長時間行うのはNG。肌に摩擦の刺激を生み、表面に色素沈着を起こすだけではなく、真皮のコラーゲンやエラスチンにもダメージを与えて
シワ、たるみの原因になるからです。
小顔が目的であれば、個人的には手を使わずに“ながらケア”できる筋トレアイテムがお勧めです。顔に装着したマスクにEMSを通電し、ハンズフリーでエクササイズできる『
メディリフト』(¥25,000/ヤーマン)や、口にくわえて筋トレする『
フェイシャルフィットネス パオ』(¥12800/MTG)に注目しています」

『フェイシャルフィットネス パオ』(¥12800/MTG)
【髙瀬聡子(たかせ・あきこ)】
皮膚科医。東京・中目黒にある美容皮膚科クリニック「ウォブクリニック中目黒」総院長。「高機能・高実感」と「ラグジュアリー・クオリティ」を同時に叶える化粧品「アンプルール」の研究開発も行う。雑誌、テレビ出演などさまざまな分野で活躍中。著書は『「ゆる美容事典」 「ほどほど」「ズボラ」で美肌を手に入れる』(講談社)、『気になるパーツのスキンケア2週間速攻メソッド』(宝島社)、『「いちばんわかるスキンケアの教科書」~健康な肌のための新常識~』(講談社、予防医療コンサルタント・細川モモ氏と共著)などがある。
<文/内埜さくら>
⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】内埜さくら
恋愛ライター。これまでのインタビュー人数は3500人以上。無料の恋愛相談は年間200人以上の男女が利用、リピーターも多い(現在休止中。準備中のため近日中にブログにて開始を告知予定)。コメンテーターとして『ZIP!』(日本テレビ)、『スッキリ!!』(日本テレビ)、『バラいろダンディ』『5時に夢中!』(MX-TV)などのテレビやラジオ、雑誌に多数出演。