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「宇宙人にさらわれた」彼氏のバレバレのウソに、彼女が怒って発した一言とは…

「人間はウソをつく生き物」だと言われています。  ただし、ウソといっても必ずしも事実を偽り、相手や周囲をダマすためについているとは限りません。
サプライズドッキリ

写真はイメージです(以下同じ)

悪意ゼロのしょーもないウソ

「すごくわかります。私の彼氏がつくウソがまさにそれ。昔っからホントにしょーもないウソばっかりついてくるんです」  半分あきれた様子でそう話すのは、大学時代の同級生と交際中の高梨紗莉さん(仮名・25歳/公務員)。でも、“しょーもないウソ”とは一体どんなものなのでしょうか? 「先日、デートの待ち合わせ時間に少し遅れてやって来たんですけど、『昨日、帰国したばかりだから時差ボケで寝坊した』って言い訳したんです。けど、彼氏は海外に行ったこともなければ、そもそもパスポートすら持っていません。  また、別の日には『近所の公園を通りかかったらヒグマが現れ、子供たちを守るために戦っていた』なんて言われたことも。一瞬、お前は熊殺しか!ってフレーズが頭に浮かびましたが、そんなことを言うとツッコまれたと喜んでしまうため、ハイハイと適当にあしらっていました(笑)」 カップル 恋人に対する扱いがちょっとぞんざいな気もしますが、2人は交際を始めてすでに4年。友人だった期間を含めると7年以上の付き合いになり、いちいちリアクションすると疲れるので嫌なんだとか。 「そういう面白いところを含めて彼氏のことが好きになったのは否定しませんけど、いい加減こっちも慣れてきちゃったので。それに今は私も働いていますし、仕事終わりで疲れているときにもお構いなしにウソをついてくるからあれは勘弁してほしいです。  一度、業務に関して上司から少し理不尽なことで注意を受けたことがあり、そのグチを彼氏に聞いてもらいたかったのに私のことなんかお構いなし大ボラトークを連発。それを聞いてイラッとしちゃって、食事の途中でお店から1人で帰っちゃったこともありました」

音信不通の言い訳が「宇宙人にさらわれた」?

 このときはあわてて支払いを終え、後から走ってきた彼氏に何度も謝られて許したそうですが、紗莉さんが今まで一番怒ったという彼氏のウソはこれではないといいます。 「1年ほど同棲していた時期があるんですけど、ある週末の2日間、彼氏とまったく連絡が取れないことがあったんです。電話しても『電源が入ってないか……』ってアナウンスばかりでしたし、LINEも既読すらつきません。  後になって彼氏が居酒屋にスマホを置き忘れ、友達の家で酔いつぶれてそのまま寝ていたことがわかったんですけど、家に帰ってきた彼氏の口から出たのはゴメンではなく、『宇宙人にさらわれたらしく、その間の記憶がない』ですよ。私は事故か何かトラブルに巻き込まれたんじゃないかって心配していたのにコレですからね。こめかみ付近がカーッと熱くなるほどムカついたのを覚えています」 嘘つき彼氏 ただし、このとき怒って彼氏に向けて発した一言を紗莉さんは未だに後悔しているようです。 「『本当に宇宙人にさらわれて地球に戻ってくるな!』って完全に彼氏のウソに対するツッコミみたいになっちゃったんです。さすがに本気で怒っていたのがわかったらしく、彼氏はシュンとしていましたが、仲直りした後に『あの一言はよかった』ですからね。コイツ、全然反省してねーなって思いました(笑)」  何度言っても改まる様子はなく、彼氏のウソについてはすでにお手上げ状態。 「最近なんか幼い姪っ子に『紗莉おねーちゃんは、実はプリキュアなんだよ』とか私を巻き込んだウソまでついてくる始末です。まあ、経歴詐称や自分をよく見せようとするウソをつかないだけマシですけどね」  常にこんなウソをつかれるのはちょっと面倒かも。場がなごむのは悪いことではなですが、もう少し相手や気持ちや場の空気を察してほしいものですね。 ―ついたウソ・つかれたウソの顛末― <文/トシタカマサ イラスト/カツオ> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
トシタカマサ
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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