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2日以上同じパンツをはく米国人が45%―調査結果に全米が衝撃

 米下着メーカー「Tommy John トミー・ジョン」が下着に関する意識調査を実施すると、驚きの結果が明らかに! アメリカ人の半数近くが2日以上同じ下着を着用し続けていることが判明しました。
下着パンティパンツショーツ

写真はイメージです(以下同じ)

1週間以上、同じ下着をはき続ける人も……

『People ピープル』によると、アメリカに住む2000人の男女を対象に行った下着習慣に関する調査で、全体の45%が「2日以上」、うち13%は「1週間以上同じ下着を洗いもせずに穿き続けることがある」と答えたそう。  約2人に1人のアメリカ人が「同じ下着を洗いもせず2日以上穿き続けている」という事実に、当のアメリカ国民も衝撃を受けたようで、多くのメディアがこの調査結果を取り上げました。  朝の情報番組『Today トゥデイ』のニュースサイトは、驚きを隠せない様子で「下着を毎日取り替えることは常識ではなかったのか?」と書いていますが、どうやら米国には大勢の“隠れズボラ民”が存在していたようです。 男の勝負下着 これは筆者の個人的な見解ですが、 アメリカに洗濯スボラ民が多いのには「コインランドリー文化」が大きく起因していると思います。  アメリカのアパートの多くは、もともと洗濯機を置くことを前提に設計されていないため、敷地内にある共同のランドリールームを使うか、近所のコインランドリーまで行って洗濯するしか術がない人がほとんど。  自室に洗濯機がなければ、よほどマメな人やきれい好きな人でない限り、毎日洗濯するのは至難(しなん)の業。アメリカでは「きれいな下着がなくなったから、今日こそは洗濯しないとやばい」「洗濯をサボりすぎて着るものがないから、ウォルマートで安い服を買ってきた」といった会話も珍しくないのです。

洗濯は週1ペース、毎日洗濯すると夫に怒られる?

洗濯 アメリカ版2ちゃんねると呼ばれる『Reddit レディット』に、「洗濯は週に何回しますか?」という質問が投稿されたことがありましたが、「週1~2回」と答えた人が多く、中には「2~3週間に1回」という人もいたほど。「子どもが5人もいるから週に15回以上する」と回答した人へは、「まじか!」「ご愁傷さま」といった驚嘆や哀れみの声が寄せられていました。  それに、アメリカではせっかくアパートの敷地内にランドリールームがあっても、住人の数に比べて洗濯機や乾燥機の台数がおそろしく少ないという悩みを持つ人も少なくありません。  筆者の周囲でも、「他の住人の生活習慣を観察した上で、2階の独身男性はいつも土曜の午前中、3階の家族は土曜の夜にするみたいだから、我が家は毎週その間に、という感じで調整しないといけません」(専業主婦・35歳)と、洗濯プランに苦労している声が聞かれました。  中には、「アパート内のランドリールームは他の住人に気を使ってしまうから、近くのコインランドリーまで車で洗濯しにいくようにしている」(デザイナー・41歳)という人もいます。 コインランドリー 戸建ての場合は家での洗濯が可能ですが、日本のように洗濯機がお風呂場の近くにある家庭はまれで、ベースメントやガレージなどに洗濯機を置く家庭が多いといいます。  キッチンやバスルームから離れた場所に洗濯機があり、終了のブザーが聞こえないため、子育てをしながら、料理をしながらの“ながら”洗濯をしていると、洗濯中だということ自体を忘れてしまうなんてこともしばしば。「乾燥が終わった洗濯物を1週間そのまま放置してしまった」(ショップ店員・52歳)なんて話もよくあることなのです。  また、「毎日洗濯すると夫に怒られる」というのは、米国人男性と結婚した日本人妻たちからよく聞く愚痴。  理由はズバリ、「電気代がかかりすぎる」から。もともと週1程度のランドリーが標準のアメリカ人からすると、ちまちま毎日お金のかかる洗濯をしている日本人の習慣が理解できないのだと思います。  アメリカ人をズボラにさせるのはこんな洗濯事情があるから……。日本でも最近コインランドリーが増えていますが、近い将来同じ状況になるのでしょうか? Sources:「People」「Today」「Reddit」 <文/橘エコ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
橘エコ
アメリカ在住のアラフォー。 出版社勤務を経て、2004年に渡米。ゴシップ情報やアメリカ現地の様子を定点観測してはその実情を発信中。
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