めんつゆプラスアルファで味のバリエーションは増やせる!
そこで、食文化研究家のスギアカツキさんに、調味料としてめんつゆを使うことについて聞いてみました。
「めんつゆを調味料として使うのは大賛成です。めんつゆは、甘味・旨味・塩味が見事に調和した、いわば日本が誇る調味料。とくに忙しい現代人は常備すべき便利な調味料ではないでしょうか」(スギさん)
なるほど、専門家からしてもめんつゆの万能さは折り紙付き。手抜きというよりも、便利さを活かせる調味料ということのよう。では、アンケートの意見にもあった「めんつゆを使うとすべて同じ味になる」という“味の手抜き感”については、実際のところどうなのでしょうか。

食文化研究家・長寿美容食研究家のスギアカツキさん
「めんつゆだけで味付けをすると、たしかに同じになってしまう可能性はあります。ただ、めんつゆで整えた味付けをベースにして他の調味料を加えていくことで、奥行きのある味わいを作ることは可能です」(スギさん)
スギアカツキさんがオススメする“めんつゆを使った味付けのバリエーション”がこちら。
・めんつゆ+トマトソース ⇒コク旨な和風トマト味
・めんつゆ+ギリシャヨーグルト ⇒クリーミーな醤油味
・めんつゆ+にんにく&しょうが ⇒滋養感アップ
・めんつゆ+ごま油 ⇒コリアンテイスト
「めんつゆ+αのテクニックを習得すれば、料理の幅を広げることができる」とスギさん。たしかに、組み合わせ次第でいろいろな味の方向性を見つけられそうですよね!
結果として「めんつゆを調味料に使う」のは、忙しい現代人にとってスタンダードになりつつあるものの、料理へのこだわりが低いイメージは多少あるよう。ちょい足ししながら“手抜き感”をカバーして、上手に活用するのがよさそうですね。
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<スギアカツキさんプロフィール>
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『
Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『
やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:
@sugiakatsuki/Twitter:
@sugiakatsuki12
※【調査概要】
調査方法:アイブリッジ(株)提供の「リサーチプラス」モニター(30代40代女性)に対してアンケートを行い、その結果を集計したものです。
調査期間:2019年9月11日
有効回答者数:30才から49才 女性100名
<文/女子SPA!編集部>
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