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夏ドラマのベスト女優3。『朝顔』上野樹里の大人になった姿にほれぼれ…

最優秀名演賞 上野樹里『監察医 朝顔』

『のだめカンタービレ』以来13年ぶり月9主演という触れ込みでしたが、まさにその年月をしみじみと感じてしまった『監察医 朝顔』(フジテレビ系列)の主演・上野樹里に最優秀名演賞を。  今度の彼女はもちろん、「ぎゃぼー」なんて奇声を発しません。当たり前のように家で料理や洗濯をこなし、当たり前のように職場で白衣を着て熟考する彼女がまとうナチュラルな空気感にただもう惚れ惚れ。  そこにいるだけで惹かれるものがありますが、電車の中で行方不明の母親と別れた時のことを思い出し、鼻の頭どころか鼻の周辺まで真っ赤にして一人嗚咽するシーンもまったくもって見事。涙を誘われましたが、今思い出しても泣けてきます。  さらに、代役を頼まれて行った大学での講義も名シーンに。やる気のない学生を前に淡々と説明するところから、その声がとても心地良く、学生たちについ腹が立ったものですが、解剖を疑問視する学生の質問を受けて、母親を亡くした話をする直前に一瞬声を詰まらせたその調子とか、解剖に対する思いを語ったときの深い哀しみをたたえた静けさとか、真剣に聞き入る学生たちと一緒にもう「朝顔先生…っ!」ってなりましたね。
 この夏、あなたを魅了したベストアクトレスも選んでみては? <文/林らいみ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
林らいみ
フリーライター。大学院で日本近世史を研究した硬派の歴女。舞台・映画・ドラマが好物。観たい舞台があれば万難を排して劇場に馳せ参じ、好き勝手言っている。たま~に歴史系記事を書く。
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