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Vネックトップスの上手な選び方。「首が短め」でも似合うのは…

 こんにちはファッションスタイリスト&ライターの角佑宇子(すみゆうこ)です。パッと見の印象を大きく変える、襟まわりのデザイン。ラウンドネック、ハイネック、ボートネックなどのさまざまな襟の形がありますが、そのなかでもとくに使いやすいとされているのが「Vネック」。皆さんも一着はVネックのトップスをお持ちなのでは?  しかし、Vネックと一言にいっても実は襟の開き具合やV字の切り込み角度によってもまた見える印象が変わってきます。そこで今回は、Vネックトップスの上手な着こなし方をご紹介します。

首の長さ、バストのボリュームでデザインを選ぶ

 襟まわりは顔にもっとも近い部分。ご自身の体型やパーツの特徴に合わせたデザインを選ばないと野暮ったい印象を与える可能性があります。例えばハイネック。あれは首が短い方が着ると、首が詰まって見えやすいですよね。  それと同じく、Vネックにも首の長さやバストのボリューム感、肩幅の広さによって似合うもの、似合わないものがあります。なので、次にご紹介するタイプ別のオススメVネックトップスを参考に、最適なアイテムを選んでみてください。

首が短めさんは「深めVネック」

首が短めさんは「深めVネック」 首が短めの方は、横幅が広いVネックよりも縦に深く切り込みがあるVネックだと首まわりの短さを上手にカバーすることができます。Vネックの深さは鎖骨のくぼみから指4本程度をおいた位置あたりを参考にしてください。  この時、デコルテの開きすぎた深めのVネックを選んでしまうとバストの谷間が露出されてしまうので出来れば襟まわりの幅が狭めで深い切り込みのあるVネックトップスを選んでください。

バスト大きめさんは「生地厚め・浅いVネック」

バスト大きめさんは「生地厚め・浅いVネック」 バストが大きい方は上半身がたくましく見えやすいですよね。かといって胸の開いたトップスを着るのは気が進まない方もいるかと思うのでトップス選びは非常に悩まれるのではないでしょうか。そんなバスト大きめさんにオススメなのは生地厚めの浅いVネックトップス。  バストボリュームを軽減させるにはボディラインを拾いすぎないハリと厚さのある生地を選びましょう。シャツならパリッとした立体感があるものを、ニットならハイゲージもしくはミドルゲージが最適です。Vネックの深さは鎖骨のくぼみから指2~3本分の位置あたりを目安にすると谷間見えを防止できます。

肩幅広めさんは「浅め・幅広Vネック」

肩幅広めさんは「浅め・幅広Vネック」 肩幅広めさんにとって相性の良いVネックは浅めの幅広Vネック。縦に切り込みの深いVネックだとアイテムによっては肩まわりのシルエットを目立たせてしまい余計にがっしりした印象を与えてしまいやすいです。  オフショルダーに近いような幅が広めのVネックなら肩幅のラインがスッキリコンパクトに見えるので相性が良いです。さらにバストが大きい方は生地が厚めでハリのあるものを、華奢な方は薄手素材でボディラインに沿ったものを選ぶとよりスタイルアップに。

Vネックの開き具合にも注目を

 Vネックはハイネックなどに比べて比較的、着る人を選ばない王道のデザインです。ただ、それでもV字カットの深さや角度、服の素材や質感によっても大きく見え方が変わるのでより似合うものを選ぶという意味でVネックの微細な違いにも着目をしてアイテムを選んでみてくださいね。 <文&イラスト/角 佑宇子> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
角 佑宇子
(すみゆうこ)ファッションライター・スタイリスト。スタイリストアシスタントを経て2012年に独立。過去のオシャレ失敗経験を活かし、日常で使える、ちょっとタメになる情報を配信中。2023年9月、NHK『あさイチ』に出演。インスタグラムは@sumi.1105
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