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自分と顔が似た猫を探せるマッチングアプリが登場。試してみたら…

 近年は全国に続々と保護猫カフェが誕生し、身よりのない猫も新しい飼い主さんと出会いやすくなってきました。そんな中、斬新なサービスで保護猫と里親さんを繋ごうとしているのが、ネコノラボが2019年10月7日にサービスを開始した「NYAPPLING」です。
ネコノラボ「NYAPPLING」保護猫 里親

ネコノラボが2019年10月7日にサービスを開始したアプリ「NYAPPLING(ニャップリング)」

 こちらは、自分の顔と似ている猫に出会えるというユニークなマッチングアプリ。アプリには16000匹もの猫を読み込ませてあり、自分の顔写真を撮るとAIが顔を診断。ディープラーニング技術を用いて、人間を猫化し、アプリに登録されている保護猫の中から自分と似た子を導き出してくれます。  画面上に現れた保護猫にもし興味を持った場合は、その子のプロフィールページへ飛び、連絡先を知ることが可能。アプリ内に現れる猫は全て保護猫団体からの紹介で、実際に会いに行くことができるのです。 “似た顔の人を好きになる”という人間の心理を活かした「NYAPPLING」は現在、iOSのみの対応。……というわけで、筆者も実際に自分と似た猫をアプリで探してみることにしました!

「NYAPPLING」で自分と愛猫に似た猫を探してみた

 アプリをダウンロードして開くと、かわいらしい猫のイラストが出現。 ネコノラボ「NYAPPLING」保護猫 里親「START」ボタンを押して、早速写真を撮影します。まずは、ドすっぴんのままパチリ。すると、現れたのは「東京都 もじゃこ」という黒猫さん。 ネコノラボ「NYAPPLING」保護猫 里親 プロフィールページに飛んでみると、もじゃこさんはどうやら女の子よう。 ネコノラボ「NYAPPLING」保護猫 里親 引き渡し方法のところにはもじゃこさんがいるお店が記載されており、改めて、実際に会いに行きやすいなと実感させられました。  初使用を終えて満足するとひとつの疑問が。それは、顔が変われば似ている猫も変わるのだろうかということ。そこで今度はフルメイクをし、写真を撮影することに!すると現れたのが、「東京都 クーロン」さん! ネコノラボ「NYAPPLING」保護猫 里親 どうやら、筆者は猫の世界だと黒猫として認識されるのかもしれません。こちらもプロフィールを見てみると、なんとクーロンさんは男の子! ネコノラボ「NYAPPLING」保護猫 里親 メイクをしたら性別も変わってしまい、なんだかとてもコミカルに思えました(笑) プロフィール情報いわく、クーロンくんは遊び盛りでかっとんでいるそう。なんというやんちゃ男子……!その光景をぜひ、間近で見てみたいものです。  こうして検証を繰りかえす中で、ふと頭の中で浮かんだのが愛猫を撮影したら、似ている猫は現れるのだろうかという疑問。そこで、我が家の3匹の愛猫に協力してもらい、実験してみました。

猫を撮影しても、似ている猫は現れるのか

 まず、1匹目はちょっぴり目つきが鋭いキジトラのコタロウ。 ネコノラボ「NYAPPLING」保護猫 里親 撮影後に現れたのは、コタロウと同じキジトラさん。目つきや普段見せる表情がそっくりだったので、すごいなと感動してしまいました。 ネコノラボ「NYAPPLING」保護猫 里親 性格を見てみると、気づくといつもそばにいるところがまさにコタロウと同じ。こんな風に、愛猫の面影を感じられる猫と出会うことが出来たら、いつか来る別れの日やペットロスも乗り越えやすくなるのかもしれないと思わされました。  続いて協力してもらったのは、茶トラのレオン。撮影時は眠かったようで、少し目を細めていましたが普段は、ぱっちりお目目の男の子です。 ネコノラボ「NYAPPLING」保護猫 里親 レオンに似ている猫として導き出されたのは、同じクリクリおめめの「ぴん助」くん。 ネコノラボ「NYAPPLING」保護猫 里親 毛色は異なりましたが真ん丸なお目目だけでなく、ウィスカーパッドの盛り上がり具合がそっくりで、たしかに似ているかもしれないと感心してしまいました。

ペットは飼い主と似る法則……

 最後は、個性的なお顔だと褒められることが多いジジ。 ネコノラボ「NYAPPLING」保護猫 里親 写真を撮影しようとした途端、大きなあくびを披露してくれましたがアプリはしっかりと認識してくれました。そして、導き出されたのがなんと「東京都 クーロン」くん! そう、フルメイクをした筆者を写した時に現れたあの子です。 ネコノラボ「NYAPPLING」保護猫 里親 筆者とは「似てる度」が1%違いましたが、ほぼ同じ。……ということは、猫の世界では私とジジはそっくりな顔だということになるのかもしれないなと、妙に感慨深い気持ちになりました。  保護猫との出会いはもちろん、様々な楽しみ方ができる「NYAPPLING」は、猫と人の架け橋となってくれるアプリ。まだ、16000匹と言えど、体感ではそれほど多くないように感じました。また、地方の子の登録が少なく、会いに行きたくても現実的に首都圏以外はなかなか厳しそうです。  気になった方はぜひ、自分や愛猫に似ている猫を探してみてください。個人的に、今後は人間の性別の認識や、愛猫を撮ったときに、同じ毛色の子が現れてくれるようなアップデートを期待したいところです。 <文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291
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