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秋の花粉症対策のウソ・ホント。マスク、洗顔…などの効果を医師に聞いた

花粉症はうつらないから、咳やくしゃみを手で押さえなくてもいい

花粉症 風邪 鼻水 ペット橋口「花粉症は飛沫物内にウィルスがいないので、移るなどの心配は確かにありません。でも、風邪と花粉症の症状は見分けがつきにくいので、もし風邪だったら……と考えるとカバーしないのは危険ですよね。それに、たとえ花粉症という前提に間違いがなくても、秋は風邪が流行る季節という点から、周囲の人への配慮として、手で押さえたり、マスクをしたりするのがマナーかと思います」

花粉症でも、マスクの2度使いはしてはいけない

橋口「風邪やインフルエンザの流行時期は接触感染の恐れがあるため、マスクの使い回しは良くありませんが、花粉症だけの場合は、裏返しに使うなどしなければ2度使いしても大丈夫です。もしマスク表面に触れたとしても、すぐに手を洗えば、花粉を吸い込む心配はないでしょう。逆に気を付けてほしいのは、マスクを外すとき。外す勢いで表面についた花粉が舞い上がり、それを吸ってしまう心配があります」

ペットの花粉媒介に注意

――眉唾モノのウワサも「効く」という人がいるのはなぜでしょうか? 橋口「市販の風邪薬などでもいえることですが、『効く』と思い込むことで効果が得られる場合もあります。そのように、気の持ちようでプラスに働くことはあるので、実際に症状が軽くなったり治まったりするのであれば、気休めでも取り入れてみる価値はあるのかもしれませんね」 ――秋の花粉症対策で、見落としがちな注意点があれば教えてください。 橋口「秋は花粉の飛散エリアが局所的なので、原因となる草花に近づかなければ発症しづらいとお話しましたが、犬や猫などのペットを飼っている人は、ペットの毛に付着して家に持ち込まれる花粉に注意してください。犬や猫は毛でおおわれている上、人間より低い位置を歩くし、草の中にも入って行ったりするので、全身に花粉がつきやすいんです。 犬 猫 ペット 可能であれば草花のない散歩コースに変え、散歩から帰ったら家に入る前にブラッシングをするとか、花粉のつきにくい素材の服を着せるなど、ペットを介して花粉が家に侵入することがないように対策をしてほしいと思います」 ――外に出さない室内飼いのペットであれば大丈夫でしょうか? 橋口「室内から出さないペットであれば、花粉を媒介する心配はありません。ただ、ウサギやインコ、ハムスターなど動物に対するアレルギーも存在するので、花粉症で敏感になっているときは、ペットとの接触方法にも気を付けたほうがいいですね」 <文/千葉こころ、取材協力/ふたばクリニック院長 橋口 一弘先生>
ふたばクリニック院長 橋口一弘先生

ふたばクリニック院長 橋口一弘先生

■橋口一弘先生プロフィール 1982年慶応義塾大学医学部を卒業後、同年に慶応義塾大学病院耳鼻咽喉科に入局。大学時代から扁桃疾患を中心に研究をはじめ、その後も鼻疾患、特にアレルギー性鼻炎の治療を中心に研究を続けた。済生会神奈川県病院、北里研究所病院などを経て、2011年よりふたばクリニックの院長に。現在も、自身が設計・開発に関係した、人工的にスギ花粉を一定濃度で飛散させることができる花粉症調査研究施設(OHIO Chamber)で、スギ花粉症治療に関する研究を続けている。
千葉こころ
ビールと映画とMr.Childrenをこよなく愛し、何事も楽しむことをモットーに徒然滑走中。恋愛や不倫に関する取材ではいつしか真剣相談になっていることも多い、人生経験だけは豊富なアラフォーフリーライター。
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