だから「今、恵さんとお付き合いしている」このバチェラーの告白にはもはや驚きはありませんでした。あーそう良かったね……これがその時点での本音の感想です。けれど、さすがにオイオイオイと思ったバチェラーの行動。なんと、水田さんと別れた直後に岩間さんとのお付き合いはスタートしており、水田さんと付き合っている時点から岩間さんに会いに行ってたそうです。
バチェラーは「
気持ちの踏ん切りをつけるために」なんて言い訳してましたが、いやいやいやローズ渡さなかった時点でそれは済んでるだろう、と。というか、バチェラーがフった相手と個人的に連絡を取ったってアリなの? さすが型破りバチェラー・友永。いや、ここまで来ると常識破り、掟破りのレベルです。
そして、真実の愛を勝ち取ったチャンピオン・岩間恵さんが登場します。彼女の弁明をよくよく聞いてみれば、結局は好きだったくせに自分自身でセーブをかけてたって話。それこそ「異性として見れない」と告げた夜、カメラが回っていないところでじっくり話をした時に恋心を自覚してしまったのだとか……。
大どんでん返しで恋の敗者として地獄に突き落とされた水田さんは、力なく「らしいと言えば、らしい」と言いながらも「
後から気づくのやめて欲しい」と本音をポロリ。最終的には、お2人いつまでも幸せに……というモヤモヤした空気の中で番組は締められていました。
さて。恋愛リアリティーショーというのは本質的にとても下世話なものだと思います。だから、この番組を娯楽として楽しんでいる時点で、あの2人を「ゲスすぎるだろ」と非難する権利は全く無いのです。だって、視聴者がきっと本当に望んでいたのは、スタート時には予想も付かなかった劇的かつ生々しすぎるこんな展開なんだもの! 筋書きのないガチ中のガチの恋愛で生まれ出る、まさに「人間むきだし」の結末です。
だからこそ、あの2人は自分たちの幸せに浮かれて番組への影響も考えず、意気揚々と堂々と海外旅行に出かけてしまったわけですよね。う~む凄い。ここまで番組のセオリーもルールも無視して楽しそうなのマジでスゴイ。バカップルもここまでいったらお見事と拍手を送りたい。
SNSでのネタバレも含め今回の結末は、バチェラーと恵さんの関係が全くヤラせなしの”真実の恋”である証明をしたとも言えるのではないでしょうか。
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<文/もちづき千代子>
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フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。インコと白子と酎ハイをこよなく愛している。Twitter:
@kyan__tama