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男性におごられるのは当然? 賛成/反対の女性、それぞれの主張

 平成30年の「賃金構造基本統計調査」によると、男性の賃金は33.7万円、女性は24.7万円となっています。まだまだ、差はありますが、働く女性も増え、男女でわかりやすい差のない対等なライフスタイルが求められるようになってきました。バブル時代の「デートなら男性が払うでしょ?」なんて意見は、女性からも、「昭和的な男気」がある男性からも減ったような気がします。
レストラン 奢り

写真はイメージです(以下同じ)

 イマドキ20代女子の「お金事情」を、「おごられたい派」「おごられたくない派」のそれぞれの意見を紹介します。

おごられたくない派① ~「男性だったら」なんてそんなの昔の話~

「『おごられたい』『重たいものは持ってほしい』『車道側を歩いてほしい』『リードしてほしい』とかほんと刷り込みですよね。ムズムズするんですよ、『なめんなよ』って。女性に限らず、男性もなんとなく『そういうものだ』って時代遅れのマニュアルを植え込まれてる気がする」と前のめりに主張するユイさん(仮名・30歳・食品)。  お金事情に限らず「男性だからこうあるべき、女性だからこうあるべき」は、男女ともに煙たがられるようになった時代にも感じます。「デートの時、女は財布なんていらなかったのよ」とテレビで主張するバブル時代を生きた女性タレントには「イタタタ・・・」な印象を抱くイマドキ女子たち。彼女たちからしたら、もうそんな男女お金事情は遠い昔の話のようです。

おごられたくない派②~おごられ人生に疲れた~

 前はおごられたい派だったけど、今は割り勘派なカナエさん(仮名・28歳・IT)は、「おごられて得しているようで、なんか搾取されているというか、すり減っているな~って気がした」とおごられ期待をしなくなったと振り返ります。必要以上に気を使ったり、お礼を言ったりと、自分が弱い存在で、下に扱われている感じがして嫌になったといいます。 割り勘 ご飯 友人「この前、年が割と近い同業の男性と飲みに行ったんです。普通に対等な立場で仕事に対してあーでもないこーでもない言い合ってました。さー帰ろうかってタイミングで相手がお手洗いに立ったので、私も交代で行っって、お会計頼もうとしたら、『払っといたよ』ってドヤ顔で言ってきて。『わ~ありがとう!』って言ってほしいのが見え見え。なんかもうその顔見た瞬間、一気に疲れました」  働く女性たちは、おごられた時の気疲れ、お金ではない形での「お返し」にストレスが溜まるぐらいなら割り勘でいいよ、ということなのですね。
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おごられたい派の主張は?
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