目元のハリを取り戻したい…美容皮膚科クリニックで超音波マシンを体験|最新美容レポート
先生によると、目の周りと他の箇所では皮膚の厚さが違うので、筋膜や皮下組織にまでパワーを届けるにはほっぺなどでは4.5㎜程度先に照準を合わせるべきですが「皮膚が薄い目の周りでは2㎜先にエネルギーを届けるソノクイーンがちょうどいい」のだとか。
私が失ったと感じている目周りの脂肪について対策を聞いてみると「失われた脂肪は二度と戻ってきません。骨も年齢と共に細くなってゆきますね」とのこと。皆様もできるだけ失わないように気を付けて、年齢を重ねたらあまり痩せないようにしたほうがいいと本気で助言します。
では体験です。
クリニックに出かけたら、まずは問診票に美容の悩みや既往歴、薬の有無など記入してメイクをすべて落とします。自分の現状を把握するために、特殊な機械を使って、潜在的なシミまでも撮影します。稀有な体験だったので、これだけでかなり楽しかったです。
その後、看護師さんの予診を受けて先生の診察へと続きます。先生には一眼レフカメラで正面と左右から顔を撮影してもらい、それらを見ながら現状の説明を受け、ケアの相談を行います。
具体的な説明を受けたら同意書にサインをします。なお、問診が丁寧かどうかや先生が信頼できるかどうかは、ここまでの間にしっかり確認するといいと思います。
続いて個室に移動して施術スタートです。
ベッドに横たわって顔にジェルを塗ると、先ほど見せていただいたソノクイーンの先端が目の下から眉下、額全体に当てられていきます。
カシャッ、カシャッという風に光が照射されていくのかと思いきや、普通のリフトアップ美顔器のようにスルスルと目周りを機器が行き来する感じです。しかもまったく痛くなく、これならモノによっては美顔器のほうが痛いくらいと思ったほどでした。
施術中も、「痛くないですか?」「ジェルは薄く塗ったほうが、筋膜にきちんと当たります」などと先生が丁寧に説明してくれたので、とても安心できた他、リラックスして普通の美容相談まで行ったりしました。すると、「終わりですよ」と先生。本当にあっという間でした。
所要時間は10分程度でしたでしょうか。目を開けると予想以上にぱっちりと開きます。
喜んでいたら、先生が「効果が出るのはさらにこの後です。治療器の働きかけによりコラーゲンの生成が促されるので、これから1か月後によりコラーゲンが増えていると思います」というのでもっと嬉しくなりました。
施術を初めて行う人は1~2か月以内にもう一回行うとより効果的だそう。アラサーなら、年に2回程度、アラフォー以上なら、もう少し多めに行うと、アンチエイジング的に心穏やかな目元ライフを送れるかもしれないとのことでした。
目元専用の照射器を体験!
なお繰り返しになりますが、しっかり問診を行うことや信頼のおける医療機関を選ぶことはもっとも大事なこと。個々人で体験するときはちゃんとチェックしてくださいね。 ●慶田朋子先生プロフィール 「銀座ケイスキンクリニック」院長、医学博士。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、日本レーザー医学会認定レーザー専門医。 クリニックは、最新の照射治療と職人的注入治療を組み合わせることで、メスを使わずに、肌質を高め、バランスのとれた魅力的で若々しい顔立ちを実現。『切らないハッピーリバースエイジング®』を叶える美容皮膚科クリニックとして多くの女性に指示されている。メディア出演多数。著書は、『女医が教える、やってはいけない美容法33』(小学館)、『365日のスキンケア』(池田書店)他多数。 ―「美活(今さら)始めました」― <文/にらさわあきこ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
にらさわあきこ
NHKディレクターを経て、文筆業に。恋愛や結婚、美容について取材・執筆を続ける中、2019年に「美活部」を発足。簡単&ラクに綺麗になるための情報をブログやインスタなどで発信。著書に『未婚当然時代』(ポプラ新書)『婚活難民』(光文社)『必ず結婚できる45のルール』(マガジンハウス)など。インスタ:@akiko_nirasawa_beauty、ブログ:『美活☆365日 簡単&ラク~に綺麗になろう!』
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