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何この壮絶人生?虐待児→黒ギャル→年収8000万の「ねこあや」が語る

ワイの幸せの責任はワイが取る

――本を読んで思ったのは、いまのねこあやさんがあるのは、お友達の影響がすごく大きかったんだなと感じます。印象的だったのは、中学の時に自宅に住まわせてくれた女友達、「ああちゃん」の話です。  母親にコーヒーやキムチをぶっかけられたまま学校に行ったとき、「ああちゃんが私べちょべちょで汚いのにバーって抱きしめてくれて『わかった! もういいよ、泣くな! お前は今日家に帰ったら、荷物をまとめてうちに来い』と。そう言ってくれたのね。『本当にいいの?』『大丈夫、いまから帰るぞ』って」(同書より)。  他にもギャルのお友達に救われた話がたくさん。友だちづきあいの指針ってありますか? ねこあやインタビュー2「私が惚れた女たちなんで、基本、あの子達に何されても許しちゃうと思う。例えばじゃあ1億盗まれましたっていっても許せちゃうし、臓器必要ならあげちゃうと思うし。少ないですけどね、そう思える人は。  人を愛せなかったら生きてる意味がない。きれい事に聞こえるかもしれないけど、自分を愛するために、人を愛してる感じかな」 ――私の周囲にも虐待経験を持つ人が何人かいて、いまだに人と信頼関係が築けないというんです。彼らが闇から抜け出すには、どうしたらいいのでしょう? 「あのね、もう大人でしょ! 自分の環境は自分で変えていくしかなくて。それが大人だもん。  子どもの時はしょうがないですよ、与えられた環境でしか生きられないから。でも、しょうがないのよ、昔のことピーパー言ったって。昔を変えられるような術があったら誰も苦しまんし、私だって苦しまんよ。  いまのあなたにできるのは、いまを変えるか未来を変えるか、それだけ!  私がそれに気づけたのは、周りの人のおかげでラッキーだったけど。気づけてない人は、この本でなにか気づいてくれたらと思ってます。……ってきれいなまとめ!(笑)ありがとうございます」 <取材・文/和久井香菜子、写真/『中3で親に捨てられて黒ギャルになりクソ金持ちの婚約者に死なれて鬱になったワイがYouTuberになって年収8000万の今だ』より インタビュー撮影/山田耕司 ヘアメイク/福寿瑠美(PEACE MONKEY)>
和久井香菜子
ライター・編集、少女マンガ研究家。『少女マンガで読み解く 乙女心のツボ』(カンゼン)が好評発売中。英語テキストやテニス雑誌、ビジネス本まで幅広いジャンルで書き散らす。視覚障害者によるテープ起こし事業「合同会社ブラインドライターズ」代表
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中3で親に捨てられて黒ギャルになりクソ金持ちの婚約者に死なれて鬱になったワイがYouTuberになって年収8000万の今だ

YouTube急上昇クリエイター(18')の称号を獲り、SNSフォロワー60万人を超える注目のYouTuberねこあや初のフォトエッセイ。

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