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義実家で姑に出された“賞味期限が半年前のウインナー”…感覚の違いにア然

店の配達で買い物するため大量に買う羽目に

 高齢の義母は、車を使わないと最寄りのスーパーに行けない地域に住んでいるため、基本は買いだめだそう。 「数年前から一人暮らしなのに、そのまま牛乳や醤油、調味料などはご近所の知人の店の配達を利用し、『少ない量で頼むのは悪い』という理由でなんでもかんでも大びんで2本購入していました。  台所の戸棚を開けたら、開栓していない賞味期限切れのみりんなどが大量に出てきて『もらっていって』と渡されました。牛乳も毎回大瓶で頼んでいて、飲みきれず冷蔵庫に入っていたので、扉が重かったようです」  あきれた表情を見せる裕子さん。Mさんの堅実で食べ物を大事にする習慣は、母親の『捨てられず買いだめしてしまう』影響によるものだったのでしょう。 「私が『賞味期限は気にした方がいいですよ』と言っても、義母は『冷凍庫に入れておけば大丈夫』の一点張りでした…。怖くなって冷蔵庫や冷凍庫を確認すると、ヨーグルトから、精肉まですべて賞味期限が切れていました」  裕子さんはそれ以降、恐ろしくなって、義実家では食事をとらなくなったそう。  義母にも大量買いをせざるを得ない事情があり、祐子さんの習慣とどちらが良いとはいえませんが、ともあれ、食文化の違いは、なかなか埋められないようですね。 ―シリーズ「帰省の悲喜こもごも」― <文/阿佐ヶ谷蘭子 イラスト/ただりえこ>
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