義実家で姑に出された“賞味期限が半年前のウインナー”…感覚の違いにア然
年末年始ともなれば、避けて通りづらいのが実家への帰省。特に既婚女性の場合は、普段はほとんどつきあいのない義実家でも、年末や年始の挨拶だけは外せないというケースも。
結婚相手とは、新しい生活環境を共にし、価値観などのすりよせもできますが、義理の両親たちとはなかなかそういうわけにはいきません。
今回は、夫の義実家に挨拶を訪れたことがきっかけで、大きな食生活の違いを感じたという女性の経験をご紹介します。
川上裕子さん(仮名・33歳)は、去年、同じ職場の同僚男性Mさんと結婚しました。
よく、「食べ方には育ちが出る」というたとえ話がありますが、Mさんを好きになったきっかけも食べ方がきれいだったからと言います。
「入社当初から知っていたのですが、彼は関連子会社にしばらくの間、出向していたので社内で顔を合わす機会がなかったんです。たまたま、入社10年目を記念して、同期が会社に残っているメンバーだけで、同期会の飲み会を開催したんです。
その時に、周りのみんなが料理を『あまり美味しくないね』という中、彼はなんでも美味しそうに食べていたんです。ごはん粒一つも残さず食べる姿を見て、“この人だったら、いい旦那さんになるかも…”って、思ったんです」
Mさんとは、付き合うようになった当初から、結婚を意識していたそう。
「うちの両親は、二人とも教師で共働きをしていたので、料理はできあいのものも多かったんです。Mさんはいつもご飯を残すことはなく、私の料理も美味しそうに食べてくれて。それがすごく嬉しかったんですね」
けれども、夫であるMさんの実家に泊りがけの帰省をし、食文化の違いに驚いたそうです。
東海地方にあるMさんの実家は、義父が亡くなって数年たち、兄弟も独立しているため、義母の一人暮らしだといいます。ですが、台所には、4人家族用の容量がある両開きドアの大型冷蔵庫が。
「お土産にケーキを買っていったので、冷蔵庫に入れようとして開けてみてびっくり。まず、扉にはぎっしりと飲み物が入っているので、重い。しかも、新たに物が入れられないほどパンパン。牛乳や、ヨーグルトには買った日が書いた紙が貼ってありました」
都心部で生まれ育った裕子さんは、大量買いという文化に驚いたそう。
「うちは両親ともにムダを嫌う人だったので、大量買いや、作り置きをするという習慣がなかったんです」
その上、裕子さんが困惑したのは、義母による手料理でした。
「泊まった日の料理は、夕飯にウインナーが出ました。なんとなくパリっとした食感が感じられないというか、白っぽいウインナーだなと思ったのですが、せっかく作ってもらったので頂いたんです。すると、次の日の朝ごはんにもウインナーと、玉子焼きが。
あの冷蔵庫を見ていたので、『残り物を処分しているのでは』と思ったんです。あわてて、冷凍庫の中にあったウインナーの袋を確認したら、賞味期限が半年以上前! びっくりして夫に『これ、賞味期限半年前だよ』と言ったら、笑って『大丈夫だよ』と一言。そのまま、何の違和感もなく朝食を食べる夫にもびっくりしました」
賞味期限は「おいしく食べられる期限」であって、多少過ぎても食べられるとはいえ、半年は期限切れすぎです。
なんでも美味しそうに残さず食べる男性と結婚

義実家には賞味期限切れ食材でぎっしりの冷蔵庫
賞味期限が半年以上前のウインナーが食卓に

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