Fashion

帽子が主役のコーデ「ダサくならないかぶり方」教えます

 こんにちは、ファッションスタイリスト&ライターの角佑宇子(すみゆうこ)です。寒い日は帽子をかぶって完全防備したい気分!  ですが帽子ってかぶり慣れていないとなんだか違和感を覚えますよね。それに帽子のトレンドって意外と流行り廃りが激しく……間違って昔流行った帽子をかぶると途端に全体が古臭い印象に。  そこで今回は、温かさとオシャレさを兼ね備えた、帽子コーディネートテクニックをご紹介いたします。

バケットハットが流行ってるけど…

 ここ数年、帽子のトレンドはかなり大きな変化を見せています。かつてはツバ広ハットが一大ブームを巻き起こし、右を見ても左を見ても世の女性たちはツバ広ハットばかりを身につけていました。
バケットハット(画像:WEARより)

バケットハット(画像:WEARより)

 さて、そんなツバ広ハットは今や勢いを収縮し、数年前から一転してスポーティなキャップが人気を呼んでいます。ただ、このキャップブームも今年に入って落ち着きを見せつつあり、ファッショントレンド界では90年代に流行した「バケットハット」がエレガンスなフォルムをまとって再登場しています。  とはいえ、これはあくまでもファッション界においての最新トレンド。実際の街中をみる限り、バケットハットをかぶる20代の若者はいても、まだその域はカジュアルコーデを超えないもの。なかなか大人世代が取り入れるには扱いが難しいアイテムともいえそうですね。  だからこそ今、大人の女性にオススメするのは定番中の定番である「ベレー帽」に加え変化球で登場した「フライトキャップ」です。

「ベレー帽」のコーデテク

ベレー帽のコーディネートテク おなじみのベレー帽。前髪を帽子にインしてスッキリとしたスタイルを見せるかぶりこなしが多く支持されていますね。とくに30代、40代以降の女性がベレー帽をかぶる際に前髪を出すとどうしても可愛いすぎる印象を与えてしまいます。  あえてヘアアレンジはコンパクトにまとめスッキリさせることで可愛い印象を出さずにモード感溢れる着こなしになります。ロングコートとの対比バランスも良いので、ボリュームのあるアウターと一緒にあわせて取り入れてみてくださいね

「フライトキャップ」のコーデテク

フライトキャップのコーディネートテク この冬、大人世代にも高い支持を得ている新参者、フライトキャップ。冒頭ではキャップトレンドはブームが落ち着きつつあると言いましたが、リアルクローズ市場ではまだまだ現役の人気ハット。ただこれまではミニマルなベースボールキャップが主力だったのに対し、今季は「ドッグイヤーのついたフライトキャップ」が人気傾向にありますね。  他のハットに比べ、帽子のボリュームがかなりあるので最初は違和感を覚えるかもしれません。そして着こなしを間違えると全体的に重苦しい印象を与えるので、帽子をメインとした引き算コーデを意識することが大切です。  アウターはできればショートもしくはミドル丈ジャケットを。ボトムはコンパクトに見える細身パンツやスキニーでタイトに引き締めて。

オシャレと暖かさ、両方妥協しない!

 寒い格好はしたくない。だからといってオシャレとはいえない着こなしで妥協もしたくない。女性にとって寒さ対策とオシャレの両立は永遠のテーマですよね。そんな時こそ、帽子を使ったコーディネートに身を包んで。  頭からつま先までおしゃれで可愛い冬コーデを存分に楽しみましょう。 <文&イラスト/角 佑宇子> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
角 佑宇子
(すみゆうこ)ファッションライター・スタイリスト。スタイリストアシスタントを経て2012年に独立。過去のオシャレ失敗経験を活かし、日常で使える、ちょっとタメになる情報を配信中。2023年9月、NHK『あさイチ』に出演。インスタグラムは@sumi.1105
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