Fashion

アパレルの福袋を買ってはいけない。中身を隠す理由とは…/バイヤーMB

福袋でクレームが出ても、実は痛くもかゆくもない

「でも福袋でカスみたいな服が入ってたら、もう二度と来なくなるじゃん?少しは良いものを入れるでしょ?」  とも思うかもしれませんが、これも残念ながら違います。 服を買ったら 実は福袋を買うお客様と、普段リピートして顧客になってくれるお客様は全く違うのです。これはどのショップもほぼ共通しています。アパレルでこの話を否定する人は一人たりともいないはずです。  福袋を買うお客様の思考は「普段は買えないけど、福袋なら思い切って買ってみよう!」というものが多い。普段買えない層…ブランドがターゲットしていない層にアプローチするのが福袋なのです。なのでそうした人たちに見限られてもブランドとしては実は痛くも痒(かゆ)くもない。  そもそもブランドが好きな顧客やリピーターは普段から洋服を買ってくれるわけですから、「見えない福袋」を買わないはず。だって「買ったモノが入ってるかもしれない、かぶるかもしれないから怖い」と思うでしょ??「見えないように売る」のはこうして顧客やリピーターに買わせないためでもあるのです。

福袋を買うお金で、好きな服を1枚買うほうがいい

 とは言っても、もちろん稀に福袋に良いモノが入ってることもあります。なので絶対に買うな!とは言いません。「基本的には」買わない方が良いとは思いますが…。  構造的には、良いものが入ってる確率は極めて低い。なのでもし福袋の誘惑が襲ってきた方は、これを是非思い出してみてください。多分ですが…そのお金で好きな服を1枚買った方がおしゃれになれるとは思いますよ。ご参考に。 <文/MB> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
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