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「顔マッサージは厳禁です」『ホンマでっか!?TV』の上原恵理医師に聞く美容法

毛穴「立体的なものをセルフケアで治すのは難しい」

 ホームケアで改善を試みる人も多い毛穴の開きですが、「たるみや毛穴など、立体的なものをセルフケアで治すのは難しいので、プロのアドバイスを聞いたほうが正しい治療ができると思います」と言います。  毛穴が開く原因は、大きく分けて「加齢やたるみ」と「ニキビの影響」の2つがあり、それぞれ様態も違うそうですが、個人で見極めるのは難しいとのこと。「実際はニキビの影響による開きなのに、加齢の開きだと思っている人は多い」そうなので、カウンセリングで状態を見てもらいながら、最適な治療法を決めていくのがいいようです。  なお、たるみ治療でおすすめしていた「HIFU」は、原因に関係なく毛穴の開き治療にも有効で、いちばん浅い1.5ミリで皮膚の表面を焼けば、開いた毛穴を縮めて目立たなくできるそう。さらに、「先ほどの比較写真の目元を拡大していただければわかりますが、ちりめんじわなども消えますよ」(上原先生)と、同時に小じわも消してくれるようです。  また、ニキビの影響による毛穴の開きの場合は、「HIFUよりも強力な『フラクショナルレーザー』の方が、ダイレクトな効果が期待できる」とのことでした。

美容医療は早めに開始するのがベスト

 セルフケアでは手に入らない美肌が目指せる美容医療。受けてみたい気持ちも膨らみますが、その反面、予算やタイミングなど、不安も少なくありません。 「症状が進むほど、治療の期間が長くなり、予算も必要になってしまいます。トラブルの軽いうちに始めるのと酷くなってからでは効果も違ってくるので、ホームケアを見直した上で早めにプロに相談したほうが、取り戻しも楽ですよ」
 ちなみに上原先生自身は、「今は人前に出るときもアイメイクと口紅だけで、ファンデーションは滅多に塗りません。正しいセルフケアにプラスして医療機関にかかれば、それくらいの肌になれるんです」と、ノーメイクとは思えない肌で断言。  そこで気になるのが、医療機関にかかる前後に必要なセルフケアの見直し。前回基本は教えてもらいましたが、具体的にどうすればいいのでしょうか? 次回、詳しくお聞きしたいと思います! <談/上原恵理 取材・構成/千葉こころ>
上原恵理
形成専門医・美容外科医・美容皮膚科医として美容クリニック及び大学病院に勤務。著書『すっぴんクオリティを上げるさわらない美容』(KADOKAWA)Twitterアカウント:@dr_uehara インスタグラム:@eri.uehara You Tube「えりりんちゃんねる
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