かわいい年下彼氏のハズが…ただの“頼りない子供”になった雪の日の出来事とは?
車を降りた時が彼との最後
「私つい『はぁ?あの人がそんな事する訳ねーだろ?人を見た目だけで判断する事しかできないなんて哀しい人間だね。こんな雪で寒い中わざわざ助けてくれた人に感謝もできないなんて、バカはお前だろ!』ってブチ切れちゃって」
Kくんに車を止めさせると、そのまま凛子さんは電車を使って帰宅したのだとか。
「その後、Kからも連絡がパッタリと途切れ自然消滅しました。今思えば、いくら見た目が可愛いからって、あんな子供っぽい子と付き合う私も私ですね(笑)」
真冬に恋人を失ってしまった凛子さんですが、後悔はしていないそうです。
続いては、今交際している彼と、冬が終わっても別れたくないという女性の話です。
冬に告白されるとOKするクセをなおしたい

写真はイメージです
今回こそ春や夏まで付き合い続けたい
今年が暖冬のせい?
「私も出来たらそうしたいんですが、なにせ寂しくならないから、そんな気持ちにならないんですよね」
そして男性も、美也子さんが寂しさを感じている時にしか誘ってこないそう。
「もしかしたら、私はまだ本気で誰かを好きになった事がないのかもしれませんね。でも、本気で愛せる相手に今後絶対に出会える保証もないし…どうしたらいいか分からなくなります」
Yさんにときめいているかというと、ちょっと違う気もしますが「私みたいな誰かを本気で愛した事もなく、寒さや寂しさに異常に弱い未熟な人間と付き合ってくれる事に感謝しなければならない」と思うようになってきたのだとか。
「きっとYさんは、春になっても夏になっても変わらず優しいままだと思うんです。それに比べて私は、冬は寂しいから一緒に居たい、夏は寂しくないからいいや、みたいな子供じみた甘えた考えで。ホント改めたいなと思っています」
「そんな風に思えたのは、今年が暖冬だからですかね」と苦笑いする美也子さんなのでした。
―シリーズ「冬の恋愛悲喜こもごも」―
<文&イラスト/鈴木詩子>
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