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「俺、死にそう」 風邪なのに大げさな男性の言動には名前があった!?

ウィルス性疾患は“本当”に男女で症状差があるとの結果も

病院、診察、医師、男性患者  今回、「Man Flu」について調べていると、『ザ・ガーディアン The Guardian』などの英国メディアが「男は大げさすぎると責めないで!」と懇願するような記事を多数発見しました。  これは2017年12月に発表された「男性の風邪やインフルエンザの症状は、女性のそれよりひどくなる」というBMJ(イギリスの医学雑誌『ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル』)に掲載されたカナダのニューファンドランドメモリアル大学のKyle Sue博士の調査結果に基づいて書かれたもの。  記事によれば、「呼吸系疾患を伴うウィルスに感染した場合、女性が吐き気や息切れといった症状に悩まされ、男性は胸の痛みに悩まされる傾向がある。男女で違った症状が出ることから、インフルエンザにかかった際の男性の言動は一概に誇張とは言い切れないのだ」だとか。  けれども、Kyle Sue博士の調査結果に反論する医学者もいますし、加えて、辞書に掲載された「Man Flu」の定義は、病状を大げさにアピールしがちな男性の「風邪または軽度の疾患」であり、実際に大病にかかった男性に対する冷たい言葉ではありません。  実際にちょっとした症状で「痛くてガマンができない」だの「死ぬ」だのと騒ぐ男性の看病をしたことのある女性にとっては、「Man Flu」は言い得て妙な表現です。  みなさんも、職場などでおおげさに言って、そんな関係性でもないのに「大丈夫ですか?」をカツアゲしてくる男性がいたら、「このMan Flu野郎」とでもこっそり心の中で毒づいてみてください。なんだか気持ちが少し楽になりますよ。 Sources:「Macmillan Dictionary」「Harvard Health Publishing」「BMJ」「The Guardian」 <文/橘エコ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
橘エコ
アメリカ在住のアラフォー。 出版社勤務を経て、2004年に渡米。ゴシップ情報やアメリカ現地の様子を定点観測してはその実情を発信中。
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