「環奈さんは、『1年以内に結婚したい』といったゴールが明確でした。その中で、ある程度、幅広くいろんな人に会っていきました。結婚相談所に身を置いて仲人と積極的に関わることで、婚活を頑張るという気持ちをキープし、結婚相談所以外にも婚活の場を広げていったのです」

さらに
スペック重視から人柄重視へ自らシフトし、その中で本当に自分が一緒にいたい人を考え続けていたことも大きいと評価します。
「『
短期間でいろんな人に会ったからこそ、気づきました』と環奈さんが言うように、人は自分と向き合い、経験から自分で気づくと変わる、ということを教えてくれましたね」
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ところで、個人で仲人をしているのはどんな人たちなのか、江原さんの例で見てみましょう。
江原さんが「コンパニェーロ」を始めたのは2017年6月。当初、知人の紹介で、港区にある中堅どころの結婚相談所でスタッフとして半年間働いたことが、仲人としてのキャリアを培うことに繋がりました。
「そこでIBJ(婚活サービスの総合企業)や良縁ネットなど、婚活の仕組みを学んだことがプラスになりました。また、中堅以上の相談所の場合は、スタッフ一人で70人から100人を担当するため、細やかなフォローが不可能とわかり、『会員に寄り添ったフォローをしたい』と個人仲人という方向性が定まりました」。
会員は紹介制の異業種交流会経由だったり、ホームページから依頼してくる人も。また活動中の会員からの紹介もあるそうです。
個人仲人を探す場合、「日本結婚相談所連盟」(IBJグループ)や「良縁ネット」など、個人を含む結婚相談所をネットワークしている組織に相談したり、そういうところが開催するイベントに行ってみるのもよいでしょう。数が多すぎて、自分に合う仲人に出会えるかはわかりませんが…。
<取材・文/夏目かをる>
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